夜明け前
光が、
暗闇から目覚める時。
どれだけ苦しい思いをしても
どれだけの絶望を味わっても
今日という日が悲しくても。
朝はやってくる。
毎日、毎日。
飽きることなく。
体が、
心が、
自分自身が、
今日という日が来ることを
拒んだって、
いつだって夜明けはやってくる。
まるで
今日から逃げるなと、
問いかけてくるように。
私たちは
毎日、
逃げられない今日という
檻の中で、
生きているのだ。
生かされているのだ。
それが、幸か不幸かなんて
分からない。
けれど、
夜明けと共に、
ひとさじの、
スプーン一杯分の幸せも、
やってくると、
私は、
そう思うのだ。
だから私たちは、
今日という日を生きている。
9.13
本気の恋
はて、
私は本気の恋を
この
たった15年でしたことがあっただろうか。
そもそも、
「好き」という感情を抱ける相手がいるかも
不明だ。
というか、
相手に
今現在抱くこの感情が
何なのかも不明である。
毎日が忙しなく過ぎていくばかりで、
そんなこと考えたこともなかった。
けれど、
その人といると
すごく気が楽で
毎日楽しいし
笑っていられる。
日が差したみたいに暖かい。
私が、
私のままで過ごす時間をくれる。
何より、
私自身を、着飾らないでいられる。
これはすごく大切なことな気がして。
まぁ、、どちらにしても。
今のところは、
多分ない。
あったとして、
叶う気もしない。
叶ったとて、今の歳では。
いずれ別れてしまう。
それに、
きっと上手くいかないでしょう?
この年齢だと
色々難しいのだから。
好きになるだなんて、そんなこと。
好いてくれている人がいるならば、
嬉しいことではあるが。
でも私からその人を好きになる、
そんなことは
出来るのだろうか。
ううん。
今は、
そんなことどうでもいい。
人生まだまだ。
先は程遠いが
今は
この仲間たちと
卒業するその日まで、
仲良くしていたい。
そして
卒業したあとも
応援し合って、
それぞれの道を
出来れば、出来れば、
幸せに。
花道を、
歩んでいきたい。
みんなの歩く道が、
花道になり得ることを祈って。
9.12
カレンダー
1年間は、
思った以上に早く過ぎていく。
昔は
小学生の6年間が
長く感じたのに。
今は、中学校生活の3年間が、
短いように、感じる。
今、この文章を見ている貴方、
そして未来の私は、
後悔しない「今」を、
歩けていますか。
9.11
喪失感
私が成長していく中で、
失って行ったものは、
なんだろうか。
ふと、
考えてみると、
思い浮かぶのは同級生ばかり。
小学生の時だけで、
約20人もの同級生が、
転校して行った。
引っ越した人の話題を出すと、
みんなが、
首を傾げる。
どれだけの時間が経ち、
どれだけの人が
転校して行った彼らを
覚えているのだろうか。
私には、
彼らの姿が、
彼女達の一瞬一瞬が、
目に焼き付いて、
離れない。
それはさながら、
私にとって、
誰かに
切り取られてしまった
青春の1ページのようなもので。
そんな
短くも濃い、
彼らとの
消えるはずのない思い出。
喪失感は消えなくとも
転校生達との
沢山の
楽しい思い出は
私の記憶に、
一生、残り続けることだろう。
9.10
世界に一つだけ
貴方も
私も
一つだけ。
他に代わりはない。
私は私。
誰に何を言われようとも。
どれだけ誹謗中傷されようが、
根も葉もない事を綴られようが、
私は私の道を
信じて歩く。
9.09