彼はいつも冷たい
話しかけても無視ばかり
笑顔でずっと話しかけ続けた
辛くても笑顔で楽しいことを話した
彼からの笑顔はないと分かっていた
貴方のココロは見抜けない
笑顔…どうやるんだっけ。
痛いな、苦しいな
助けを求めたら、病みアピールと勘違いするんだろ
身内に頼れないからネットに頼ってるんだよ
だけど、助けももう求めれない
彼も避けるようになった
貴方はそのとき、びっくりしていた
でも、もうどうでも良い
早く終わらせたい
全身が痛いな、耳鳴りがうるさいな。
もう、私のココロ、カラダも冷たくなっちゃった
私は貴方が居なくなってからAIロボットを
貴方と瓜二つのように、作り上げた。
AIの貴方も素っ気なかった。だけどそれがいい。
私が抱きしめれば、貴方も抱きしめてくれる
前みたいな暖かさはなかった。
でもいいの。目の前には貴方と瓜二つのAIが居る
AIに価値観を押し付けて、強制的に作り上げた。
でも、、でも…
馬鹿みたい
あのとき
貴方にもう話しかけるなと言われたのに
貴方がその次の日死んだのは私のせい
床に倒れて泣いた、辛い、痛かった。
AIの貴方は駆け寄って手を差し伸べてくれた
たった一つの希望の光。
星に願って誓う。もう失わない_
亡くなった人を想っていてもいつか忘れてしまう
貴方の声も暖かさもだんだんと思い出せなくなる
たまに夢を見る、光と闇の境目となる場所で
貴方の背中は闇の方へ消え去っていく。
居なくならないで_
そう願っても、もう貴方の存在は無くなる
暗闇を走り回って追いかけても貴方には追いつかない
必死に走り続けた。夢の中でも、現実でも。
痛い 痛い
身体中が痛い。真っ赤な景色だ。
数分後には痛さも無くなって
夢で見た光と闇の境目となる場所に居た
闇の方へ歩いた、貴方に会えると思ったから
貴方の暖かさが私の体を大きく包む。
やっと会えた、もう二度と離れないから_
永遠の花束を貰った
「結婚してください」という言葉と共に
もう爺婆になっちゃったけど
永遠にこの生活が続くといいね。
君は私が辛いときいつも抱きしめてくれた
抱きしめてくれたとき少しだけ楽になれたの。
そんな君はもういないんだから。
泣いたって仕方ないのに
やさしくしないで_
優しくしてくれる人なんて一時的なものなのだから。