𝓼𝓾𝔃𝓾𝓴𝓪𝔃𝓮

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3/7/2025, 12:25:18 PM

風が運ぶもの


オキノタユウという鳥をご存知だろうか?

別名をアルバトロス。

また、大型の海鳥であるこの鳥は、警戒心が希薄なためアホウドリとも呼ばれている。

何とも不名誉な呼び名だ。

羽毛取りなどの乱獲で一時は数が激減し、1949年には1度絶滅を宣言されたが、その後手厚い保護活動が功を奏し、徐々に生息数を増やしてきている。

このオキノタユウは翼を広げると2・5メートルにもなり、時速80キロの高速で海原を滑空する。

まさに風が運ぶものである。

白く大きく、美しいその姿から、海の女王との異名を持つ。

寿命は長いもので70年ほど。

命ある間は同じパートナーとつがいになり、1年に1度、1つの卵を協力して温め、子どもを育てる。

餌を探すために片方のパートナーが1週間もの間留守にしても、もう一方は飲まず食わずで卵を温め続けるという。

信頼関係あってこその共同作業だ。

ここに至る少し前には、お互いにパートナーを探すための求愛のダンスを踊ったはずだ。

カチカチと嘴を鳴らし合うリズムが一番合った相手と結ばれるという、何ともユニークで情熱的な鳥でもあるのだ。

150年ほど前には北大平洋西部の島々に分布していたが、現在では全世界で伊豆の鳥島と尖閣諸島および小笠原諸島聟島列島でしか繁殖に成功していない。

種としての総個体数は4500羽


現在、オキノタユウは国の特別天然記念物に指定されている。




お題
風が運ぶもの

3/5/2025, 11:38:11 PM

question


危険な兆候だ。

マイナスから始まる感情には特に注意が必要だったりする。

たとえば、愛想が悪いなぁ、ちょっと怖そう、なんて思ってた人が、実はシャイで恥ずかしがり屋なだけだったり。

おまけに、おちゃめで天然な場面に出くわしたりしたら、もうそれはかなりマズイ状況だ。

そのうち、さらさらできれいな髪だなぁとか、体格いいし胸板も厚いのかなぁとか、あれ?意外とおしゃれなんじゃない?とか、

気付いたら、ぼんやりと目の前のあの人を眺めてたりして……

「何?」
「ううん、何でもないです。」
「何だよ、変な子だなぁ。」

そう言って、思いっきり笑われてしまったじゃないか。

恥ずかしい……。

マズイ。これはもう立派な恋だな、マズイよ、本当にマズイ。


さて、ここでquestion

いったいこの恋はいつ始まった?
いったいあの人のどこに惚れたの?

answer

そんなのわからない。
わかりっこないじゃない。

なぜならもう、それはいつの間にやら気付かぬうちに、勝手に始まってしまっている感情なのだから。




お題
question

3/4/2025, 5:35:46 AM

ひらり


何ごともひらりと交わせる人でありたいと思う。

これは主に不愉快な場面でのことだけれど。

例えば、知り合いに不意に思ってもいない言葉を投げ掛けられたとして。

それが自分の意に沿わない、もっと言えば傷付くような言葉だったとする。

当然、ちょっと心がざわっとしたりもするのだけれど。

そこで語気荒く噛み付いたりはしない。

あー、この人もいろいろ抱えているんだな。

私のことで煩わせちゃって悪かったな。

と、やり過ごすようにしている。

そして、そういうことが続くと、ひらりとその人の前から消えることになる。

そうやって、今までも数々の別れを経験してきた。

ときどき、「言われないと分からないじゃん。遠慮なく言ってよー。」と言う人がいるが、そう言う人はたいていの場合、言っても分からない。

そして、冷静に考えたら、私のような人間が一番怖いなと思う。

というか、今思った。



お題
ひらり

2/28/2025, 10:25:18 AM

仕事終わりに、東京下町のとある有名商店街でおでんコロッケなるものを買った。

さてどんな味がするのか?
楽しみに帰ろう。

2/26/2025, 11:28:58 PM

記録


自分に関する何かを記録として残しておくことが苦手だ。

そのときどきに感じたことや、気持ちを、日記という形で自由に書き記しておけたら、どんなに素晴らしいかと思うのだけれど、私にはそれができない。

私の場合、実際に自分の思いを紙の上に文字として記すことにとても抵抗があるのだ。

それは想像しただけでも気恥ずかしく、もっと言えば罪深さすら感じてしまう。

まるで自分にとって脆く大切で、人に触れられたくない部分を暴かれてしまいそうな、そんな不安な心持ちになる。

おそらくこれは病なのだろう。

昔昔、若かりし頃、私はこの病に冒されてしまった。

元凶はおそらく母だ。

とある事情で、母が私の日記を盗み見たことが原因でこうなってしまったのだから。

あの日から、私は日記というものを書いていない。

いや、書けなくなってしまったのだ。

自分の心を好き勝手自由にさらけ出し、思う存分文字で紡ぐことが出来る、この上なく楽しい作業を私は母に奪われたのだ。

おそらく、母の方はもうこのことを覚えてはいないだろう。

都合の悪いことはすぐに忘れてしまえる人なのだ。

そんな母は私の気持ちなど露知らず、何十年も楽しく日記を書き続けている。

せめて母への積年の恨みつらみをここに記録として残しておくことにしよう。




お題
記録

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