心と心の繋がりが、前回の続きになります。
[ようこそ、おいでくださいました。]
メイドらしい服を着た女が話しかける。
憲冶(俺の親父の代わりの人だ)が、すっと胸ポケット に手を伸ばし、招待状らしき黒のカードを出した。
[あぁ、そのカードお持ちなんですね。
どうぞこちらへ、]
「なぁ、おっさん、何処に行くんだ?」
『ん?裏競売。』
「!!、なんか面白そうじゃん」
『あんまし、騒ぐな、と言いたいところだが…』
メイドの女が急に後ろを振り向いた。
[こちら、本日のメニューになります。
シークレット商品ががとても高価なものになるとか、
ならないとか、まぁ、どうぞお楽しみください。]
やけに装飾されている大きなドアを押し開けた。
続くと思います。
有り難う御座います。
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何でもないフリをあいつはした。
「ホントに、こんなビルの裏にあんのか?」
『あぁ、でも、ついて来たくないなら帰れ、』
「へいへい、」
何処にでもある様なビルの裏路地に地下への入り口
「うぁ、すげぇ、ホントにあったんだな」
『しっ!少しは落ち着けよ』
重い扉を開けると、そこは競売の会場になっていた。
[ようこそ、おいでくださいました。]
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続く…かもです。
手を繋いで海を越える。
目を見つめ合いながら空を越える。
高校生のその先の、
まだ大人に慣れないその姿。
馴れない景色を越える力は備わっている。
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ありがとう、ごめんね
この言葉を言うときは、
心を込めて言わなければならない。
軽く言うと軽く浅はかに帰って来る。
必ずだ。
気をつけよ。
部屋の片隅で面接ごっこ
貴方の名前を聞かせてください
貴方の年齢を聞かせてください
貴方の学歴を聞かせてください
貴方の長所を聞かせてください
貴方の短所を聞かせてください
貴方の想いを聞かせてください
聞かせてください
機械的な反応と機械的な言い訳に
自分を 忘れていく
私は、望まれる完璧になります。
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