アルミ合金のムニエル

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5/6/2026, 10:35:42 AM

明日世界が終わるなら……

「カンブリア大爆発って生き物が急に増えたわけじゃないっぽいよ」
……誰?急に話しかけてきたけど、誰?怖っ。関わらんとこ。
「アレってさあ」
ほんとに何?マジで何?人違い?じゃないっぽいな。え、余計キモい無理。
「あ、隕石」
何言ってんのこいつ、マジで、一回しばいたろか?いや、関わらんとこう。
「ねえ信じた?信じた?今ちらっと見たでしょ」
意味わからん。交番の前通ったろか。
「また明日ね」
マジで隕石降らねえかな。

5/6/2026, 3:50:58 AM

君と出逢って

剪定された枝葉を熊手のような箒でかき集め、塵取りに小分けに入れた後に袋に流し込んでいく。修学旅行2日目の朝。民泊というらしい。
食べたことのない郷土料理は意外と美味しかった。思い返しながら、この後の昼ご飯を考えながら、郷土料理の素的な何かをお土産として持って帰りたいなと考えながら、謎の虫に注意しながら、掃除を続ける。
民泊の主人が梅の木の上から、一旦休憩だと叫んだ。

普段はスマホを使えないが、修学旅行中は許可されているから。景色も見ずにLINEを開く。LINEをしながら景色を見る。
それぞれ別別の家に泊まっているので、家独特の違いが面白い。そういうラリーを何度か繰り返していると、主人がまた呼びに来た。車に乗って、あたりを案内してくださるみたいだ。
LINEを閉じる。
どんな風土が見れるんだろう。
修学旅行中はいつもと違って、夜に電話できないことだけが残念だ。

5/5/2026, 6:57:36 AM

耳を澄ますと

暖かな陽気が遠く雪国の残雪を溶かしていく。そんな風景が浮かぶような季節。
を一瞬で通り過ぎて、急に熱くなってきた最近。寒暖差のせいで風邪をひいてしまいまして、鼻水が絶え間なく溢れ出てきます。辛い。
ゴールデンウィークを期に帰省して、今はその帰り道。新幹線の予約サイトを見ると指定席がどの時間もいっぱいで取れず、しかたなく自由席の予約だけして、現在、それの到着を駅のホームで待っている感じです。
明日から仕事かと思うと気が重くなります。
ご飯どうしようかと悩み中でございます。
眠いです。
明日から朝早く起きれる気がしません。
あ、今丁度アナウンスが聞こえてきました。割と頻繁に聴こえてくるので途中まで聞き流してたのですが、私が乗る電車のことを言ってたみたいです。

新幹線が到着したようなので、そろそろ故郷から離れます。
私がもう一度帰省する頃になったら、最寄駅前の再開発はどこまで進んでいるのか。楽しみなような、少し寂しいような。
……明日のご飯すらまだ未定なのに、そんなことを考えてる自分をこうやって可視化すると、なんだかむず痒いですね。

5/1/2026, 1:54:35 PM

カラフル

モノクロ印刷のカラスが羽ばたき、水墨画の鴉が横たわる。そんな影と、背景は、エイリアンに連れ攫われた牛のように、色鮮やかだった。夕暮れの風景だった。
迂闊に巣に近づくのは良くないということを学んだ。針金製のハンガーが盗まれて巣に利用されたとしても、そういう時に攻撃されるのは自分のほうなのだ。

誤魔化すようにスマホゲームを開き、周年限定のガチャを引く。案の定当たらず、帰路に着く。

4/29/2026, 12:20:03 PM

風に乗って

円卓の会議室というものを初めて見た。
絶妙に反射した壁には、背後の壁には、造花の観葉植物がうっすらとあった。
上座下座を考えるが、考えれば考えるほどペンローズの階段の上を永遠に歩き続ける滑稽な自分がそこにいたので、やめた。
15分程早く着き、まだ誰もくる気配がない。一旦出て様子を伺おう。
缶コーヒーを買って、階段の踊り場にある通気窓から体を乗り出して。始業前の風が奪っていくコーヒーの温度と香りを手繰り寄せながら、大学生の頃を思い出す。
彼らは今、何をしているのだろうか。
故郷を思いながら黄昏る。ふと時計を見てみると、13分が経過していた。
やっば、急がなきゃ。

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