どこにも書けないことをここに書けるわけないじゃん。
いや、多分書いてもいいんだろうけど、それを見た人は多分みんな不快な感情を抱くと思うな。
それを覚悟してるのなら、書いてもいいんじゃない?
そもそも文字を書くって、言葉を綴るってそういうことだよ。
END
「どこにも書けないこと」
目覚まし時計の秒針が落ちている。
何度も落ちた衝撃で外れてしまったのだろう。
飾りの部分には埃が積もって、電池を入れるところもプラスチックが割れてしまっている。
絨毯のへりはほつれてきているし、飾ってあったジグソーパズルはピースが外れている。
「なんとかしたら?」
「別に困ってないからいいよ」
そんな会話を何度も何度も何度も何度も繰り返して、もう疲れてしまった。
自室に戻り、目覚まし時計を見つめる。
カチカチと規則正しく回る秒針に安心すると同時に、カチカチというその音に私の心の中に何かが積もっていくのを感じる。
――そろそろ限界だ。
言葉にした途端、一気に楽になった。
END
「時計の針」
マスクをするのが日常になって、正直良かった。
その理由はいくつかあって、
①自分の顔に自信が無い。
②アレルギーがあってしょっちゅうクシャミをする。
③コミュ障だから他人に話しかけられるのが苦手。
④職場が病院だから日常でもなるべく感染リスクを減らしたい。
マスクはこの四つを上手くカバーしてくれるから、私としては有難かった。
そしてそれらを遥かに凌駕する、マスクで良かったと思える瞬間は·····。
「おめでとうございますA賞ですー」
「ありがとうございます」(ボソボソ声)
コンビニでやったくじで欲しかったフィギュアが当たり、ニヤけ顔のまま家路を急ぐ時、なのだった。
〝やったーーーーー!!おっとヨダレが·····〟
END
「溢れる気持ち」
この名前のついたチョコレートは全部美味しい気がします。特に毎年冬に出るあのチョコレートは絶品ですね。最近は発売されるたびに値上がりしてる気がして、簡単には買えませんが。
それでも食べたくなるから手が出てしまいます。
END
「Kiss」
1000年先·····3026年かぁ。
世界はどうなってるんだろう?
遥か遠い先のようにも、意外に近いようにも感じる。
いくつかの大陸は沈んでしまっているかもしれない。
私達が今知っている山のいくつかは火山が噴火してその姿を変えているかもしれない。
科学技術は発達して、それこそSFのような兵器が当たり前のように存在しているだろう。
そんな世界を、この目で見ることが出来ないのは残念だ。
END
「1000年先も」