短編
偶々聞こえた恋空という単語、多分何かのテレビだろう
恋空と聞こえて来て僕は、恋と言えば暖色を思い浮かべた。いや多分僕以外も浮かべると思う。
暖色系統で恋と言えば赤とかピンクとかがイメージされると思うけど、僕は帰り道のこの目の前に広がる
夕方の黄昏時が少しずつ沈んでいく境の赤色の様な
赤みの強いオレンジが頭に浮かんだ。
恋に焦がれる片思いを周りの人はピンクと例えるかも
しれないけれど
僕には温かい気持ちが沢山詰まってるオレンジだと
思っていたりする。
だから僕の恋空は、この夕方の黄昏時が少しずつ
沈んでいく境が1番似合うかもしれないなんて
1人でなんとなく思考に耽ってまた西日の強く指す
暑い光の下を黄昏時と夜の境のゆっくり歩いて帰った。
テーマ 恋空
短編
風には色があるんだなんて誰かが言った気がする。
それを誰が言ったかは、正直覚えてない
その当時自分は
(風に色があるって?嵐でもないと
色なんて見えないよ、じゃあ今君には何色に見える?)
と問いかけると
君は少し悩む様な素振りをして
突然人差し指を上へと向けて
(この空の様な青い風に僕は見えてるんだ)
つられて自分も上を見上げて空を見る
でも自分にはやっぱり風の色なんか見えなかったから
ふぅと溜息をついて
(自分には青い風なんて見えないよ)と答えた
君はちょっと困った顔して笑ってたね。
あれから年月が経って
君とは道が分かれて今何をしているんだろうなと
ふと君の事を思い出した。
今頃になって君の言っていた意味が分かった気がした
自分にも漸く、青い風が見える様に分かる様になった
って言ったら君は、なんて反応をしてくれるんだろう
いつかこの思いを青い風に乗せて届けられたらいいな
テーマ 青い風
短編 遠くへ行きたい
綺麗な青色の高い空に真っ白な雲に向かう様に
真っ白な綿毛が飛んでいくのを見た。
その綿毛が何の植物の綿毛がなんて事は分からない
ただ綿毛は風にその身を委ねて
ふわふわと飛んでいくのを見て
ふと何となく遠くへ行きたいと思った。
風に身を任せて何処か知らない地面に辿り着く
当てのない空の自由な旅路。
色んな事を投げ出して、綿毛の様に風に身を任せて
当ても目的もなく自由に遠くに行きたいと思った。
多分その先で見る景色はきっと真新しくて
きっとワクワクして楽しい気がする。
でも投げ出す事は出来ない
だから沢山の思い出と時間をかけて
何年後でもいいから
君と自由な旅路に一緒に行きたいねと行ったら
きっと君は素敵な笑顔で頷いてくれる気がする。
自分の柄にはちょっと似合わないきがするけれど
いつかきっと叶えたい願いを星の代わりに
綿毛に願いを込めて空をまた見上げた。
綿毛が空に身を任せて、空を泳ぐ様に飛ぶ
その光景自体は珍しい事じゃないのに
なんだか今日の天気が良くて空が高く感じたからか
何時もより綺麗に見えた気がした。
短編 テーマ、クリスタル
あれをもし宝石に例えるのならクリスタルだと思う。
石言葉とかは全く関係ない、視界にはいった髪色を
頭に浮かんだ宝石の色で形容して言っただけ
太陽の光に当たっても、月夜に当たっても
多分あれはクリスタルでいいと思う
夜ならもしかするとムーンストーンが適切だと思う
でも自分には、クリスタルが1番しっくりくる
キラキラと輝く白い短髪に、いつも馬鹿みたいに
ニコニコ笑ってる表情も光に当たってキラキラ輝いてる
クリスタルの様に思える
何気ない日常の見え方も変わった様な気がする
気がするだけで実際は変わってないのかもしれない
でも折角なら君の見せてくれる光に当たって
キラキラと眩しい色に染まってみるのも
なんとなく悪くない気がしてるのは何故だろう
多分意味はないんだと思う、多分ただ感化された
だけなんだと思う
それでも今日より少しでも君に感化された
この気持ちの儘少しでも明るさに慣れていけたらいいな