沢山の愛に包まれて
育った草がありました
最初はその愛に溺れることに恐れ
拒絶していましたが、それでも注がれる好意に
心が温まりました
人に嫌われることには慣れていましたが
人から愛されなくなることには
慣れていませんでした。
貴方が私を嫌いになったらどうしよう
そんな感情 芽が生えた頃は知りもしなくて
段々と私の世界が貴方中心に
色ずきました
でも、こんな素敵な世界に居られるのも
これで最期
貴方の手が触れるその瞬間に
全てを受け入れてしまいました
最期まで話しかけてくれてありがとう
ちゃんと聞こえていましたよ
溢れてしまいそうなくらい愛をくれて
ありがとう。
永遠の愛を貴方に
朝から失敗だらけの日
頭を下げ続け
流す涙さえ出てこなかった
嗚呼なんでこんなに上手くいかないの
何も出来ない。
私ってこんなに無力だったかな
生きる意味なんて今の私には無い
輝いてる貴方を見る度に羨ましく思う
分かっているの
貴方が努力してそこに立ってること
でも、私だって頑張ったはずでしょう
いつまで経っても貴方には敵わない
夢に向かって
がむしゃらに進み続けたこともあったの
だけど、どう頑張ったって夢には届かなくて
傷ばかり増えて
私の幸せは振り向くことさえしなかった。
桜が散りゆく春の終わり頃
全てを捨てて終わろうとしていた
そんな時
春風がそっと優しく頬を撫でた
貴方だけが最初から最後まで
優しく私を励まそうとしていた
でももう無理よ、私には帰る場所が無い
生きる為の灯火も消えてしまった
「お願い、もう無理よ。優しくしないで、」
震える私を見て
春風がそっと背中を押した
君と出会ってから
白黒だった私の人生が
色んな色に染められて
カラフルでとても楽しい日々へと
変わりました
色とりどりの君との幸せなメモリー
増えていく度に心が躍る
幸せが今は多すぎて
不幸せに戻ることが怖くて
それでも君との明日を願うことを
止められない
もし明日が来なくなっても
泣いたりしないよ
君色に染まった沢山の思い出が
私をいつか幸せへと
またもう一度導いてくれるはずだから
カラフルに彩られた私の人生
もう悔いはない
君と居られた日々を胸に抱いて
今日も戻らない明日を願う
君の隣に居ることが
私の一番の幸せです
輝くダイヤ 眠る真珠
この世のどんな宝石よりも
君が好き
今まで私は枯れ果てた砂漠で
一人楽園を求め生きていました
貴方こそがオアシス
私に愛を与えてくれた
好きという気持ちを知りました
どんなことがあっても手離したくない
貴方は私にとって
地獄から救い出してくれた恩人であり
楽園であり
この世でも あの世でも、
永遠に愛すべき
愛されるべき天使なのです
冷たい空気が漂う大きな箱の中
沢山の人々が詰め込まれている
中に居る人は十人十色で
自分の波長と合う人も居れば
合わない人もいる。
上を見ればとても綺麗で広い空
「嗚呼なんて綺麗なの」
まさに私にとって天国のよう
誰もが手を伸ばす。飛ぼうとする
きれいな星空、温かな太陽、わたがしのような雲
届かないことは分っているけれど
それでも一度手を伸ばす
風に乗ってあそこまで行けたら
どんなに良いだろう
ただ何も考えず風を感じて
少しでも今日という、明日という地獄を
忘れられたら
どんなに良いでしょう。