「永遠なんて、ないけれど」
無情にも時間は過ぎていく。
見えてる景色も、人も、心も変わっていく。
けれど写真は、その瞬間を閉じ込めてくれる。
笑った顔も、泣いた横顔も、見えた景色も
その時の温度ごと残り続ける。
だから私は、今日もしょうもない写真を撮るのだ。
「涙の理由」
たまに、夜に呑まれて泣きたくなる日ってあるよね。
言葉にならないものが渦巻いて、
頭の中にたくさんの言葉が浮かんでいるのに、
いざ書き出そうとすると、
不思議なくらいまとまらない。
それが良いものなのか悪いものなのかもわからない。
考えすぎているのか、考えが足りないのか。
でもね、感情は必ずしも言語化できるものじゃないし、
言葉にしづらいからこそ重くて
わけのわからなさに呑まれちゃうのよ。
そんな日は、そんな日なんだって受け止めて、
感情に任せていっぱい泣こう。
泣いた夜は、不思議と生きる原動力になる。
時間はかかっても、必ず、救われる日は来るから。
生きてさえいれば、大丈夫なのだ。
「コーヒーが冷めないうちに」
その小説、見たことある?
某喫茶店で席に座ってコーヒー飲むと、
過去に戻れるらしい。
いくつか条件があって、その一つが、
過去を変えることはできないってこと。
でも思う。
どんなに過去に戻っても、
自分っていう本質的なものは変わらないから
結局、今の自分にたどり着くんだろうな。
そもそも、過去は変えられないんじゃなくて、
変える必要がないようにできているはず
だからある意味でも、過去は変えられないのだ。
「パラレルワールド」
パラレルワールドには、もう一人の私がいるらしい。
きっとその私が、努力とか挑戦とか、
そういう面倒なことを引き受けてくれてる。
だから、この世界の私は焦らなくていい。
むしろのんびりしていた方が、
全体の均衡が取れるのかもしれない。
あちらが走るから、こちらは休む。
そうやって世界はバランスを保っているのだ。
みんなもどこかの世界の自分に任せちゃえばいい。
理由つけて、
少し肩の力を抜いて生きたっていいんだよ。
「時計の針が重なって」
長針と短針は、いつも微妙な距離感を保っている。
近づいたかと思えばすぐ離れるし、
やっと重なったと思ったら、去っていく。
なんだか人間関係みたいだな。
すれ違って、ちょっと戻って、またすれ違って。
不思議と人はそれでも一緒にいようとする。
人間は寂しがり屋なのだ。