好きだから優しいんじゃなくて優しいから好きでありたいですね
今日アイツと喋った事とか、
一緒に喧嘩した事とか
今日楽しかった事とか
美味かったモンとか
そんなことを思い出しながら深い眠りにつく。
明日は二人でコンポタでも飲みながら学校に行こう。
明日こそ絶対アイツに勝ってやる。
そういえば明日は肉まんの新作が出るんだったけ。
明日も絶対アイツと一緒に…
これが
ずうっとずっと続けば良かったんだけどなァ
明日こそアイツの目を覚まさせてみせる。
【ミッドナイト】
「…あ雪…」
『雪なんざではしゃぐなガキか』
『雪って面白くね!?積もるか〜?積もったら雪だるま作ろーぜ!』
『風邪ひくだろ』
しんしんと降ってくる雪を眺めながら思い出す。
アイツとは話せねぇのに。
「もう冬になっちまったよ」
また、またアイツとくだらないことで笑えるように、
オレがどうにかしなきゃって。
頑張らなきゃって。
でも、オレが何かを成し遂げる時、
隣にはいつもアイツがいた。
「…慣れねぇなあ」
この涙が零れ落ちたらなんか負けな気がして、
男の子だから、オレは男の子だから、泣いたりしねぇ。
誰にも気づかれないように、
ダウンの袖で雑に顔を拭った。
雪の中の静寂には、静かに鼻をすする音が響いた。
【雪の静寂】
お前がいつ目覚めてもいいように
毎日コーヒーを用意する
オレにはあんな苦いモン飲めたもんじゃないけど
お前がよく飲んでたから、用意してあげてんだ。
感謝しろよな
今まではこんなことしなかったから
上手くできてるか分かんねぇけど
「…」
これで15杯目
15杯目のコーヒーが冷めないうちに
「早く目ぇ覚ませよ」
【コーヒーが冷めないうちに】
今日は満月。
雲一つ見当たらねぇ。
思わず口にしちまう。
「月、綺麗だな!!」
「…」
無視かよ、相変わらず無愛想だな。
…横顔綺麗。
月の明かりに照らされてるからか、
元から整った人形みたいな横顔が余計に綺麗に見える。
そんな横顔がみるみるうちに赤くなるのを見た。
「え?どした?」
「ばか」
「は!?」
よくわかんねーやつ。まあいいや。
コイツと見たからか月が格段と綺麗に見えた。
【君と見上げる月…🌙】