ゆうな

Open App
2/25/2024, 8:12:29 AM

私から見ればなんとも小さな命か
十にも満たない幼子は
小さいながらに必死に追いかけてきて
お世話をするのだと声を上げる

棚の上のものを代わりに取ってやれば
頭巾で窺い知れないその顔は不機嫌そうだ

火で火傷をしないか
包丁で手を切りやしないかと
その小さな背を時折盗み見る

風呂を沸かしたから入れと言う
その声が眠気を孕んでいた
しかしこの子は意地っ張りな性格のようで
言われた通りに先に風呂に入る

湯から出れば案の定その子は船を漕いでいた
起こさないようにそっと抱き上げ
布団へと運ぶ

起きたらきっと文句を言うのだろうか
それとも拗ねるのだろうか

どちらにしても
この子との明日が楽しみだ

腕の中の小さな命



2024/02/25_小さな命

2/18/2024, 12:07:58 PM

「もうすぐ一日が終わる」
眼前を燻りと過ぎる白を眺めながら、そう思う。
いつから、これが日課となったのか。

辞めていた煙草をまた吸うようになったのは、あの子が大人になったから。ああ、そうだ。それでも分煙にと、あの子が寝た後に、ベランダで一人で吸い始めたんだ。だから、この日課が始まってまだそんなに経っていない。それなのに、何故こうも感傷的になるのか。

一日一本と決めた煙草が終わる。
部屋に戻ろう。あの子がいる新しい一日へ。

明日も俺はまだあの子の親だ。



2024/02/18_今日にさよなら

2/18/2024, 10:00:01 AM

いつでも手の届くところに起きたい
想いに秘めておきたい
記録を残しておきたい

愛でる方法は人それぞれだと思う
それでも共通しているのは

全て自分の中にあるということだ




2024/02/18_お気に入り

2/16/2024, 10:46:00 AM

誰よりも側に居て欲しいと願う
誰よりも側に居たいと
共にありたいと

生まれた時は違えども
死ぬる時は同じと願う
誰よりも



2024/02/16

2/13/2024, 1:10:02 PM

どんなに遠くても
どんなに時間がかかろうとも
必ず探し出してみせる
必ず 必ずだ

長命であるが故に与えられた時間は長く
 長い故に欠けた時間が悠久のように感じる
  時には歩みを止めたくなる

そんな時は、休めばいいさ。
休んだ後は、立ち上がって、また探すのだから。



2024/02/13_待ってて

Next