ラララ
ラララ
それは母がよく口ずさんでいたメロディ。
それは物静かで悲しい音の時も
はずむようで嬉しい音の時もあった。
私の幼い頃によく聞いていたメロディ。
ラララ
それは私が口ずさむメロディ。
私がこのメロディを聴いて育ったように
次は腕の中の小さな命にも。
今はもう、私とこの子しか知らない優しいメロディ。
風が運ぶもの
風が運ぶもの。
それは種や若葉。
新たな命の眩しさに
私たちは目を細めて逸らすしかできない。
風が運ぶもの。
それは心や想い。
風に背中を押されて走り出す僕ら。
きっと風は運命さえも運ぶ。
僕らはその運命が
逆風であろうと
命尽きるまで走り抜ける。
15日で100いいねありがとうございます。
自分語りをさせていただきます。
自分はまだ子供で。
まぁ幼いというほどではないのですが。
辛いこともたくさんあります。
でも、自分はある時、一つの本に出会いました。
名前は伏せますが、読み終わった時、
気づかないうちに涙が出ていたんです。
本に救われたんです。
だから、私も1人でも
心に響いたら、救えたらいいなと思って
作品を作っています。
一つ一つの作品にはテーマを込めています。
そのテーマも考えながら
作品に触れてくれると嬉しいです。
これからも頑張りますのでよろしくお願いします。
question
答えがある問い。
人から、学校から教わる問いは殆どがそうだ。
でも、生きるために
本当に必要なことってそういうことだろうか?
私はそうは思わない。
人生で本当の意味で
必要なのは答えのない問いだ。
その答えは、これからの人生で出すことになる。
それが正しいかどうかは、
自分の人生に悔いがあるかどうか。
全ては自分次第。
だから私は問う。
"question"
約束
「「約束」」
日が沈む前の光と闇の
グラデーションが綺麗な空の下。
君は守るつもりなんて最初からなかったんでしょ?
…ごめん。
知ってたよ。
君が嘘をついていることだって。
…君が、もう長くは生きられない命だって。
長い付き合いなんだ。
君の嘘をつくときの癖くらいわかる。
君が残した手紙は、
最後まで僕を悲しませないものだった。
「嫌いだった」って。
「もう会いたくないから」って。
嘘ばっかり。
僕もそんなこと言えたら楽だったんだろうか、
なんて。
僕にとって君は心臓なんだ。
言えるはずもない。癒えるはずもない。
…ごめん。嘘ついて。
でも、自分が傷ついてでも、
君には悲しんでほしくなかった。だからさ、
届くはずのない2人の言葉。
風に乗って聞こえた気がした。
「君は約束を破ったからさ。」
『僕が約束を破っちゃったからさ。』
代わりに一つ約束しよう。今度はきっと叶えよう。
『「またね』」
ひらり
ひらり。
舞い落ちてくるのは桜の花びら。
見上げれば青い空と満開の桜。
その下にいたきみは、
何故だか白く儚く見えた。
ひらり。
舞い落ちてくるのは無機質なチラシ。
見上げれば灰色の空と灰色のビル。
その上にいた君は、
あの日と同じ白く儚い姿で--。
ひらり。