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1/17/2025, 2:25:09 PM

風が運んできたにおいが、温度が、どこかに忘れていた記憶をふと甦らせる。からかわれているのか、親切なのか。どういう風の吹きまわしか。そうやっていつも私たちを振りまわして、時には寄り添って。この想いも、涙も、縛りも何もかも、いっそ私ごと、どこでも良いので飛ばしてくれませんか。

(風のいたずら)

1/6/2025, 2:44:30 PM

きみと一緒にいるだけで、どこからか不思議な勇気が湧いてきて、もう何でもできる気がしました。何もかも大丈夫に思えました。人と人のつながりも、友情も愛情も、きっと科学の力ではあらわせないくらい不思議なものだね。今、どこで何をしていますか。果てしない空をあの一番星を、同じ景色を、きみも見ていますか。

(君と一緒に)

1/3/2025, 9:21:55 PM

散々振り回された地球の苦労もつゆ知らず、どっかりと座り込んでぶくぶくと肥ってゆくばかりの太陽。この傲慢な星さえ居なければ、生命は光というものを知らず、世界の色鮮やかさを見ることもなかっただろうに。人の希望であり絶望でもある、光が降り注ぎ世界を彩る時間が今日もやって来ました。

(日の出)

12/21/2024, 1:34:19 PM

視界いっぱいに広がって世界のあらゆるものを包み込んでくれるこの空を、守ってくれるものはありますか。爽やかさに忍ばせた物悲しさと空虚さが、その答えだと信じてやみません。今日も翼をあの空にめいっぱい預ける鳥なんか何も知らないでいる。

(大空)

12/14/2024, 3:33:41 PM

寒い夜を寂しくないようにする電灯の数々を見て目がとろけそうになる瞬間がたしかに幸せだ、これを考えたひとはきっとみんなの幸せを願っているに違いありません。空と共に暗くなる誰かの気持ちを、気温と共に冷える誰かの心を、あたたかく照らしてくれますように。

(イルミネーション)

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