ナヅナ

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3/30/2026, 2:59:36 PM

何気ないふり

ふとした時に視線を感じる時がある
それは一人の時でも誰かといる時でも
何か法則性は無いと思う

本人はきっと隠しているつもりだろう
だけど私は昔からこう言うの気づいちゃうんだよね
そんな事を感じさせない様にはしてるし

「さて、そろそろ仕事に戻ろっかな」

そうやって立ちながら口に出して言えば
後ろの後輩は去って行く

「いつになったら気づいてくれるんだろうなぁ」

今度こそ誰も居なくなった屋上で独り言を溢した
君はまだ知らない
私も君と同じ気持ちだって事を

小さく笑って今度こそ屋上が出る

ねえ、私は君より前から好きだったんだよ
まっててあげるから、早く気づいて?
外堀から埋めるのも良いけど
こんな周りくどい事せずに正面から来れば良いのに自分からは行かないなんて狡い人だね
私も君も

3/29/2026, 4:16:39 PM

ハッピーエンド

とあるお茶会でのディスカッション

今日もまた夜がやってきた。今日の天気は曇りで星も月も良く見えない。お世辞にもいい天気とは言えないであろう。そんな中で席に着き話している3人の女性がいた。明かりは中央のランプのみで顔は見えづらい。その3人の品格ももちろんの事、ガゼボを囲む様に植えられている白い花々が近寄りがたさを出している。
「ハッピーエンドってさ?」
先程の静寂を壊したのは青を基調とした白のフレアワンピースを着た女性が茶色の髪を靡かせながら話初めた。他の2人は急な話題に驚きつつも何も言わずに耳を傾けた。
「本当に良いものだと思う?私にはそれだけじゃない様な気がしてならないの。」
それを聴いて赤色のミモレドレスを着た黒髪の女性が笑って言う。
「アグノラったら何を言うの?幸せなのは悪い事では無いでしょう?」
「それはそうだけど、ハッピーエンドっては幸せな終わりだけど真実ではない。それに単体で見れば幸せが終わる訳じゃん。」
「うー。確かになぁ。んー、」
「あーもう!なら幸せって、良い事って何だって言うのさ!」
「それは今の事じゃない?」
それまで無言で会話を聴いていた金髪の黒色のミニワンピースを着ている女性が言った。
「エフィ、それはどう言う事?」
「今こんな時間を過ごして居られるのは幸せだと私は思ってるよ。」
「それと私はどっちの意見も正しいとは思うよ。確かにビアンカの言う通り、幸せは悪い事では無いとは思うわ。でもね、アグノラの言う事だって正しいとは思うわ。ハッピーエンドとトゥルーエンドは違う。トゥルーエンドが何だったとしても真実を知ることも大事な事だしね。それに」
彼女、エフィは空を見上げて笑った。
「この後、つまりハッピーエンドのその後が不幸になるかも知れない。ビアンカ、アメリカの作家であるオーソン・ウェルズさんが言うにはね『ハッピーエンドかどうかは物語をどこで終わらせるかによって終わる』らしいんだよ。そもそもこの先こうやって居られる保証は何処にも無いのよ。」
「まあ、そうかもね」
「えぇ、だからそんな大事な時間を喧嘩して潰すのは良くないわ。」
「そうね」
彼女達の話はまだまだ続く。夜が明けるまで。また新たなお題を決めて。

3/26/2026, 12:30:38 PM

「とある空気の精霊の昔話」
私は六人姉妹の末のお姫様だった。私は海の底の城で暮らしていた。私の城の庭には姉妹達の自分々々の花壇を持っていた。そこにお日様の様な赤く輝く花だけを植えていました。私はどうやらお姉様方とは違って少し変わっていた様でした。私は一人でずっと上にあったお日様の様に輝く赤い花と美しい大理石の少年の像を大事にしていたのです。そんな私達ですがみんな人間の世界の話が好きでした。お婆様は色んな事を知っていて何でも話してくれました。花の匂いも魚、まあ鳥の事ですが、も分かりませんでしたがとても興味がありました。次の年に一番上のお姉様は人間の世界へ行きました。お姉様は沢山色んな事を話してくださりました。私はどのお姉様よりも強く心待ちにしていて後五年がどれだけ長く感じたか分かりません。そんなものでしたからどれだけ熱心に聞いたことか分かりません!


遥か昔の事を思い出した。私はこの後王子様に恋をして、失恋して泡になった後空気の精として永遠に生きる新たな命となりました。あれからもうすぐ300年が経とうとしています。あと少しで天国行きでしょうか。でもたったひとつだけ心残りがあるのです。出来る事なら王子様と結ばれて見たかった。過去に戻れるなら私はどうしたのでしょうか。


原作人魚姫を元にして。
「ないものねだり」




調べていたら人魚姫って海の泡になって死んだわけでは無かったのですね。こっちの人魚姫も真の意味で救われる、そんな日が来るといいですね。ちなみに今は原作が1837年なので189年目でしょうか。
そんな原作人魚姫の初版発行日はウィキペディアによると4月7日らしいです。

3/26/2026, 9:53:08 AM

好きじゃないのに

私は一週間に一度、本を買いに行く。今日は家への帰り道にたまたま見つけた書店に入った。そこでジャンルは問わずに色んなコーナーを見て行く。
-これじゃない。
-これでもない。
-あった!
やがて目当ての本を見つけて本を買う。本を買っても余り読めないし、まだまだ読みきれてない本も沢山あるのに、なんて考えて苦笑する。別に本何て好きじゃないのに。それでもこんな事をしてしまうのは彼女が好きだからだろう。

3/21/2026, 12:27:43 PM

夢が醒める前に
また今度書きます。

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