快晴
これが物語だったならどんなに良かっただろうか?
目の前に広がるは快晴。
もしこれが物語だったら。
私の気持ちもこの快晴の様に晴れやかであれたかも
知れないのに。
昔からたった一つの親のレールの上で生きていた私には他の選択肢なんて無かった。
だから今更自由に生きろなんて無理に決まっている。
私はこんなに辛くとも相談出来る人はいない。
私は暗い気持ちでいるのに清々しい快晴はそれとは真逆で恨めしく思う。
余りの理不尽さに最早笑えてきた。
「あはははははは!」
先程よりも空の日の光が強くなった気がした。
私の物語はもう終わるんだろうけど、
人類の終わりも緩やかに来るのかな。
願う事なら少しだけだとしても最高で最悪なラストを迎えんことを
言葉に出来ない
頭の中には色んな考えがあるのにそれを口にする事が出来なかった
ただ私にはどんな物より輝いて見えた
こんなに綺麗な物を私は生涯忘れないと思うほどに
手を伸ばしたくとも伸ばしたら消えてしまいそうでどうしても伸ばす事は出来なかった
終わりが近づいている来ていてもその場に座って見つめる事しか出来ずにいた
遂に終わった時も変わらずそこに座っていたが
しばらくしてからようやく終わった時息を一つ吐いた
その息にも言葉は乗る事が無かった
これからも、ずっと
ぼんやりとした意識で彷徨っているような。
そんな訳ないのに水中にいるかの様で、けれども息苦しさは全くない。
誰かに引っ張られている?誰に?なぜ?私はこの感覚に覚えがある。そうだー
もう何年も昔の話。
今となってはどうでもいいはずなのに何処かできっと執着しているのだろうか。
周りの人と馴染む事が出来なくって怖くて、いつの間にか私の本来の姿を消して別の人格で過ごしている。もうあんな思いは嫌だから。
これからも、ずっと。
私は皆んなが望む理想の性格であり続ける。
この夢はこれからも続いてしまうの?
本当に?
一体、いつまで続くのか。
誰か、助けてよ。
発した言葉は誰にも聞こえず泡の様に消えた。
この夢から覚めるまであとー??
それでいい
終わりの見えないこんな世界で、暗くて不安な道で
生き続ける、歩き続ける
いつになったらって考えて、一人で辛くなって
勝手に涙が出てくる
お酒を飲んで、嫌な事を忘れる
そして現実から目を背ける様に眠る
それの繰り返し
でも生きていたと証が欲しくて
この不安を誰かに言えたらって無理な事を考えて
それでもやっぱり抱え込めも出来なくて
インターネットの海で夜な夜な愚痴る
同じ仲間がいるのが安心できた
一人じゃないって思って
でもこんな自分が嫌で
結局は私は弱い人間で
何かのせいにしたり
嫌な事が嫌いなただの人間で
自分が良ければそれが一番なのだろう
そして、こうして自分なりに満足したらまとめるのを幾度となく繰り返す
散々悩んで結局の所、毎回同じ結論になるのに考えるのは辞めない
でもこうしないとやってけない
これがいいしそれでいいって
私はもう既に手遅れだから
幸せに
「は?何それ。どう言う意味?」
覚悟して言った別れの言葉
これでもう貴方の事を解放して
幸せにしてあげたいのに
「ごめんね」
「ごめんって。俺の事嫌いになった?」
違うよ
そんな事ない
今でも好きだよ
「何かしちゃった?」
私と貴方は釣り合わないから
「ゆー君なら直ぐに良い人見つかるよ。」
「君以上なんていないよ。」
やめてよ
期待しちゃうじゃんか
「君が良いんだ。君じゃないと嫌なんだ。」
「私とじゃ幸せになれないよ」
「そんな事ないよ。」
嗚呼、そうやって貴方は期待させる
もう少し一緒にいたいって思っちゃったじゃん
「二人で幸せになろう」
「 」