淡く、優しく、美しく。
醜く、尊く、軽やかに。
走る貴方も、微笑む貴方も。
一応に、無くしては行けない記憶なのに。
どうして?
その優しさは誰のため?
その美しさは誰に見せる?
その醜さを受け入れるのは?
尊く淡い命を扱うのは?
軽やかに弾む足取りの行き先は?
全て、僕だったのに。
すべて、ぼくのほうがさきだったのに。
どうして!
あいつの為に走るの?
あいつのために微笑むの?
あいつとの記憶なんて…。
…どうして?
ねぇ、どうしてなの?
問の答えは「僕」だよ。
答えは、それ以外有り得ないよ。
なのに、ねぇ。
どうして
淡く、切なく、美しく。
醜く、軽く、穏やかに。
壊れる貴方も、僕を見る貴方も。
一応に、失くしていい記憶なんだ。
どうして?
って。
分かってるでしょ。
「僕のことなんて忘れて」
ぼくのほうがずっとずっとずっとずっとずっとまえからすきだったのに
―――
淡く、優しく、美しく。
醜く、尊く、軽やかに。
走る私を見ている。
君を見ている。
微笑む自分。
一応に、無くしてはいけない記憶だ。
なのに、どうして?
出てくるのは、ただの疑問だけだった。
君は、何を見てるの?
君は、何がしたいの?
私の、
優しさも、美しさも、醜さも、尊さも。
君のだけじゃない。
きみのことはだいすきだけど。
どうして?
どうして私に固執するの?
どうして私と居るの?
どうして、どうして?
答えれないでしょ。
分かってるよ。
淡く、切なく、美しく。
醜く、軽く、穏やかに。
壊れる自分も、君を見続ける自分も。
一応に、失くしていい記憶なわけない。
なんで?
って。
…うるさい。
「 」
これでずっと、ずっとずっとずっとわたしだけになったね
ずっと、
ずっと。
ずっと、 ずっと夢に見ていた。
綺麗で、
美しくて、
絶対に叶わない夢、を。
貴方のいれたコーヒーは温かくて。
それでいて優しくて。
苦味も、
甘味も、
貴方を感じられて大好きだった。
そんなこと言えば、
夕陽に照らされてなのか、
照れているのか。
なんとも分からない顔の赤さで微笑んだ。
ああ、この笑顔だ。
この笑顔が「明日も生きよう」 と思わせてくれたもの。
そして、一生見ることが叶わないもの。
包み込むような暖かさの煉瓦造りは貴方の家。
心地よくて、入り浸ってた。
この感覚、 貴方を感じて好きなんだよね。
なんて言えば、
暖炉の火によってなのか、
照れているのか。
分かってしまう顔の赤さでこちらを見た。
「僕を感じて、どうするの?」
そんなことを言いたい目で。
ああ、そうか。そうだ、 その目だ。
ずっと見ていたいと思わせる魅惑の目。
それでいて、もう見られることはない目。
ねえ、 夢を見るんだ。
貴方の。
貴方が目の前にいて。
温かさも優しさもないコーヒーと。
暖かくも心地よいとは言えない暖炉。
似つかない白いテーブル。
まるでそこから色が抜け落ちたかのように。
「ねえ、 何か話してよ。」
絶対に叶わないと言った癖に、光(貴方)に縋る。
「貴方の全てを感じなきゃ、 生きられないよ。」
もう見ることなんてできない癖に、希望 (貴方) に縋る。
何も反応はない。
それでも、ずっと。
ずっと。ずっと、 ずっと。
ずっと、
ずっと。
夢に見ている
夢を、見ている。
ずうっとこのまま。
ずうっといっしょ。
永遠に、永遠に、絶対に。
離さないよ。
離れないよ。
何もしないまま、君だけを考えるよ。
何をしないでいいよ、君は僕のもの。
ずっとこのまま。
で、
ね?
寒さが身に染みて。
貴方を求めてしまうから。
どうにも、冬は好きになれない。
「雪降ってくれないかなー!」
なんて言ったら、
「降ったら降ったで迷惑だし寒いだけだよ」
って言ったよね。
「え、そうじゃん!雪降るな〜!」
って言ったのは覚えてる?
1月2日
通り雪が降った時。
貴方は、何を思ってたんだろう。
僕は楽しくて、興奮して、積もるかななんて。
どこから来たのかなとか、終わっちゃった。
って、一喜一憂してたよ。
貴方は、見てすらもないのだろうけど。
冬が好きだ。
正月も誕生日もクリスマスもある。
冬休みもあるし。
でも、寒いのは大っ嫌いだ。
冷たくて凍えて震えて。
最悪でしかない。
貴方の隣にいると暖められる、
なんて言えたら良かったのに。
貴方の隣に居ると、余計寒くなるよ。
1月7日。
久しぶりに貴方に会ったけど、
変わらなかったね。
3日前に会ってはいるんだけど。
全く変わらなかった。
どうしようもないほどに。
悲しいほどに。
今日は雪じゃなくて風でもなくて雨でも無い。
貴方、がふいてる。
貴方が、ふっている。
僕の雪は思い出で。
雪とは、消えてくもので。
貴方は、
雪とは、違うってこと。
あの会話は覚えてるよ。
でも、僕は願う。
物干し竿が揺れて。
「あ〜雪降らないかな〜」