おでかけかばん

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12/8/2025, 7:06:01 AM

もうだいぶ前の話なんだけど、10年くらい前…だいたい中学生の頃かな。毎日、いつも君と一緒に登校してたよね。お互い家が近いという訳でもなかったのに…。でも君の家へ向かうまでの時間、どれだけ楽しみだったか覚えてるよ。毎日変わらない時間に君の家のインターホンを押すの。そしたら毎回、まだ眠たそうな君がまぶたを擦りながら僕の隣に並ぶんだ。
今の季節の冬なんかだと笑い合いながら二人して白い吐息を吐くものだから…もうなんか…なんていうか…君の顔が白がかってて見えない時なんかもあったなぁ。
その先には、素敵な笑顔があるというのにね。

もうそんな時は一生流れないのに、冬が来るたびに思い出してしまうんだ。

12/7/2025, 3:58:51 AM

今日のお題は消えない灯り。でも灯りはいつか消えるためにあるんだよ。…多分ね。
いつか消えるその日まで君のそばに居させてね。
どんな困難があってもそう簡単には消えないから。
…もし消えちゃったら、また一緒につけようよ。
ね、絶対の約束だよ?

12/6/2025, 1:10:43 AM

きらめく街並み…といえば今の季節だとクリスマスの事なんだろう。人はこの日だけは大切な人と馬鹿みたいに電気の元へ集まるんだ。
…僕?僕は去年までは…一緒に来てたんだけどね。やっぱり、僕の想いは伝えなかった方が良かったみたいだ。
1人見るイルミネーション程寂しいものはないんだな。
ってやっと今、知ることができたよ。

12/4/2025, 10:57:52 PM

「ん。」
「…えっ?」
昼休み中に友達と話していると突然、顔も知らない奴から手紙を差し出された。
「えと…何?」
すると彼は何故かムッとして手紙を強引に受け取らせた。
「お前がそんな奴とは知らなかったよ!」
ほんとに何なんだ?突然怒ったり…名前も知らないのに…。
「ね、どしたの?」
友達に言われて我に返る。
「あ、ごめん。なんでもない。」
今、何か考えても無駄だろう。帰ってからゆっくり考えよう。

「あっ!そういえば手紙貰ったんだよな。」
…どうしよう…脅迫状とかだったら。でも俺、なんも悪い事してない気がするんだけどなぁ…。ま、とりあえず開けてみよう。
よくある白いシンプルな封筒の中には折りたたまれた紙が1枚入っていた。開いてみると、見覚えのあるはっきりとした字が書いてあった。うーん…いつ見たんだろう。その疑問は、手紙を読んだ瞬間すぐに答えが分かった。
手紙を渡してきた彼は、俺の幼い頃の親友だった。数年ぶりに喧嘩別れした後に会ったので全く分からなかった。…俺たちは昔、約束してたのに。喧嘩しても必ず仲直りできるように…秘密の手紙を渡して仲直りしようって。なんで忘れてたんだよ……。

12/2/2025, 5:17:40 AM

……あれ?俺なんでここに居るんだ?
目を開けると飛び込んできたのは大きな星が煌めく夜空。おかしいな…さっきまで勉強してたはずなのに…。
「…うわっ、寒っ。」
やっぱりあの頃の季節なのか…。と、1人震えていると小さい頃の親友と瓜二つな少年が現れた。何も言わずにずっと此方を見ている。今、やっと分かった。何故ここに来たのか。
それは謝るため__今目の前にいる君に。ずっと謝りたかったんだ。僕が悪いばっかりに、君を怒らせて疎遠になってしまった。うん、今こそ謝罪するべきだ。
少年はまだ黙りこくってずっと俺を見つめている。
「…少年。今までずっと素直になれなくて…ごめんな。君はずっと待っててくれたんだよな。」
少年は少しだけ微笑む。
「もう、仕方ねぇな。許してやるよ。」

「…あっ、いつもの勉強机…。」
恐らく、俺は夢を見ていたんだろう。懐かしかったな。凍てつく星空の下で2人笑いあった日。ある日しょうもないことで喧嘩してから素直に謝れなかった時。
……うん、あいつとまた星空を見に行けるように…まずは謝らないとな。

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