……あれ?俺なんでここに居るんだ?
目を開けると飛び込んできたのは大きな星が煌めく夜空。おかしいな…さっきまで勉強してたはずなのに…。
「…うわっ、寒っ。」
やっぱりあの頃の季節なのか…。と、1人震えていると小さい頃の親友と瓜二つな少年が現れた。何も言わずにずっと此方を見ている。今、やっと分かった。何故ここに来たのか。
それは謝るため__今目の前にいる君に。ずっと謝りたかったんだ。僕が悪いばっかりに、君を怒らせて疎遠になってしまった。うん、今こそ謝罪するべきだ。
少年はまだ黙りこくってずっと俺を見つめている。
「…少年。今までずっと素直になれなくて…ごめんな。君はずっと待っててくれたんだよな。」
少年は少しだけ微笑む。
「もう、仕方ねぇな。許してやるよ。」
「…あっ、いつもの勉強机…。」
恐らく、俺は夢を見ていたんだろう。懐かしかったな。凍てつく星空の下で2人笑いあった日。ある日しょうもないことで喧嘩してから素直に謝れなかった時。
……うん、あいつとまた星空を見に行けるように…まずは謝らないとな。
12/2/2025, 5:17:40 AM