殻斗あや

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1/5/2025, 12:26:41 PM

【冬晴れ】

肌寒さというのが合うような風が僕の顔を触っては離れていく。それが気になり頬を触ってみると思った3倍ほど冷えている。なるほどな、懐かしい感覚だ。この時期までは覚えていないのに、この時期になった瞬間に思い出す、そんな季節が来ていた。みかんにこたつでも用意したい、というか、しているそんな季節が僕はとても好きだ。履いているランニングシューズの水色が目に入る。彩りとしてはちょうどいい。僕は少しだけ走り出す。別にマラソン選手などではない。健康のためじゃないと言ったら嘘になる。それでも僕は好きだから、走りたいから走り出す。風が強くなった。

1/4/2025, 2:02:22 PM

【幸せとは】

足を暖炉に近づけながら、ふと私はそんなことを呟いた。ぽつり、と呟いただけだが少し恥ずかしくなって周りを見渡す。でも、そこにはいつも通りの部屋。自分以外が入った形跡など全くない、そんな部屋だった。それによって少しホッとしたと同時に孤独感というのも感じてしまった。孤独感という言葉を聞くと、とても嫌な雰囲気がするのが最近の世論であろうとは思うが、それは孤独死など、孤独を孤立と交錯させたそんな思考が拡がっているからでは無いかと私は考える。今年で26となる私ではあるが、正直まだそう言う時期は遥か遠い未来のように思っている。しかし、それがあるのも現実であり、このままだと私もあなた達の後を着いていかせていただく形になってしまうのもまだ事実だった。話を戻すと、幸せとはという問いに対して私は「そんなことを考えなくていい時間を多く過ごしていること」だと考えた。これが私自身の言葉かそれとも受け売りの言葉なのかは、これまで多くの文学に触れすぎていて判断のしようがないことである。まぁこんなことを言うと、哲学者の方たちは幸せではないかと思ってしまうのだが、だから私は哲学者はとても不幸な思想そのものだと考えてしまう。幸せをとても多く理解しているであろう彼らはそれ以上の不幸を知っているからだ。ここで、私はもう1つの考えというか、仮説がたった。それは、「不幸を全然知らない人ではないか」というものだ。しかし、これは直ぐに私の中で却下された。何故かと言うと、人は不幸があるからこそ幸せを存分に噛み締められると感じたからだ。哲学者の皆さん、今あなた達を不幸といった無礼をどうか許してください。私はまた脳だけで届いていないであろうそんな言葉を落とした。この足は暖まりすぎていた。

1/3/2025, 12:51:07 PM

【日の出】

赤色が ”進め”に変わる 冬の富士

1/2/2025, 11:26:21 AM

【今年の抱負】
沢山物語を紡いで冬に向けて綺麗なマフラーを作ります。

1/1/2025, 11:37:22 AM

【新年】
この日の早朝のあけおめLINEが、私の新年のスタートを教えるピストルのようだと感じた。もちろん、0時にはみんなで送りあったあけおめLINEだが、全員が全員送るものではなく、気づいた8時や9時くらいに送ってくれる人も少なくない。また、送るか迷ってて結局送らなかったが、来たので…みたいな年賀状みたいなことも行われる。それでも私は殆ど全員に送った。そして、これが朝になって返されてきているというわけだ。この音はなんだかすごくいい気分にさせる。なぜかは分からないが、昔やっていた陸上のようにピストルがなったのだから走り出さなきゃと思わせてくれる。さぁ今年も止まらずいこうかな。長くも短い、1年(マラソン)を

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