浅はかな屑

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12/12/2024, 1:11:53 AM

何でもないふりをする女の子の涙は
コンビニのおでんと同じ味がした。

12/7/2024, 2:36:31 PM

私の部屋の隅で手垢にまみれ、埃に覆われたギターが寂しそうな顔をしている。
彼(ギター)との思い出を語れば、短編小説くらいは描けるだろう。しかし、思い出とは不思議だ。あの頃の彼は私の一部であったが、しかし、今となってはあの頃の思い出は薄れ、ただ部屋の隅で寂しそうな顔するだけのガラクタになってしまった。彼を売るなんて考えられないが、また彼と共にステージに立とうとも思えない。いっそのことステージで彼を壊してしまおうか。いや辞めておこう。それも無意味だ。

12/3/2024, 12:30:57 PM

「さよなら」を言い合える関係は月よりも美しい。
「さようなら」では僅かに丁寧すぎる。
「ばいばい」や「じゃあね」では軽すぎる。
いずれも、人生において欠かせぬ存在ではあるが、比類ない存在というには何かが欠けている。
それゆえ私は自分の人生において比類ない人物にのみ別れの挨拶として「さよなら」を用いる事にしている。
それは。私の人生を思い浮かべると概して恋人と言える人物であった。大概の女は初めこそ不思議に思うが、次第にその言葉も日常の一部となり、溶け込んでゆく。ただ一人の女は「さよならはダメ。またねがいい。」と言った個人的には「またね」など全く好まないがその言葉を口にした時の彼女の表情が妙にあどけなく、そして可憐だったたので「またね」と言うようになった。
彼女とは喧嘩もせず、ただ無言のうちに別れは訪れた。そして、彼女こそ私が「さよなら」を言うべき相手だったのかもしれないと、一人文章を書き殴った。

12/3/2024, 5:49:52 AM

「光と闇の狭間って何?」って彼が言う

「だいたい"ここ"だよ」って私が言う

彼の名前は"私の恐怖"だ

12/1/2024, 2:03:58 PM

私が距離と聞いて思い浮かんだのは、
「死ぬまでの距離が知りたい。」という事だった。
正直こじつけのように思える。ただこれ以外に何も思い浮かばないので書こうと思う。
私達はいつ死ぬのかも分からないまま生かされ続けている。それは不条理と言う他ない。「そこまで言うなら死ねば良い」と思う人もいるかもしれないが、別に死にたい訳ではない。ただいつ死ぬのか教えて欲しいのだ。その答えが分からないから部屋も片付けられないし、ムカつくアイツに反抗もできない。ただ知ったところで最後の瞬間に焦るだけだろう。それでも少しは頑張れる気がするから教えて欲しい。私だけでもいいから教えて欲しい。いや、本当は知りたくないのかもしれない。
頑張るのは面倒だから。

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