明太子

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11/9/2025, 11:52:10 AM

外向モード
内向モード
素でもないし楽でもないし
ただ偽ってるだけだけど
どっちも自分だから、
というかどっちも自分になっちゃったから、
スイッチ押して切り替えて生きてるつもりだけど
とんだバショで内向的思考が役に立ち
とんだモノが外向的意欲を掻き立てる
そんな瞬間に遭遇するせいで、
ギャップとか、理想とか、
言葉の綾で自分を設定する時間は要らないのかも。と
焦って隠す必要はないのかも。と脳みそが言っています
なんとなく境界を曖昧にして生きてみても
いいのかもしれません。


心の境界線

10/28/2025, 12:53:05 PM

窓から見える紳士が
そっと胸を締め付ける。
彼が来ると聞いて心が高鳴ったこと、
心の彼への想いの大きさに驚いた。
叔母様には内緒にしたいけれど
そわそわする自分を上手く隠せない。
小麦の香りの焼き菓子
澄んだ色の紅茶
彼も同じ気持ちであってほしいなんて望みながら
庭園で摘んだ花を飾る
何度も整えた髪をもう一度確認すれば
扉がコンコンと音を出す


おもてなし

10/18/2025, 1:41:42 PM

君は光なのか霧なのか

声は届くのに返る声はない
手はそこにあるのに触れられない
存在するはずの天使が
記憶にしか形が残らないのは
夢を見させたいからなのか
はたまた希望を覗かせているのか
絵画に潜む神の使い
未だ人を誘うもの
光なのか霧なのか
揺らぐ羽を眺めてみても
やはり何も分からない


光と霧の狭間で

10/15/2025, 3:24:04 AM

伝票に書かれた祖母の字
一人暮らしには余るほどに
段ボールに敷き詰められた梨
今年も一番好きな季節がやってきた。

祖母というのは一度聞いた好物は一生モノで
まるで永遠かのように
何度も何度も買うそうで、
電話越しにだめになっちゃうからと伝えても
変わらない相槌が耳を埋める。

梨に溺れる日々が始まる予感。
お皿いっぱいに切った梨。
白く透き通る果実に
祖母の手を思い出すほどには
昔から食べているみたい。

昔が恋しいわけではないけれど、
思い出が切ないわけではないけれど、
始めて好きだと話したあの日が
昨日かのような祖母の言葉が、
いつしかなくなるこの温度が、
今日はいつもより感じて涙が溜まる


10/12/2025, 7:09:43 AM

博士はロボットを作っているらしい
感情をいれたロボットを作りたいのだと。
悲しみは喪失×記憶の強度だとかなんだとか
プログラムを何時間続けているのだろうか。
人間自ら必要とされない世界を作り出す意味が
僕には分からない
神話、宗教、文明、科学
人間らしいものを遭遇させたら
先祖の存在はどこへ消えるのだろうか
交わってはいけない
新たな未知は解明される前に他の全てが崩壊する
交わらないべきである
学問に収まる話ではない
それなのに、
世界が存在してはいけないモノに変わる瞬間が
もうそこまで来ている


未知の交差点

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