うね

Open App
4/6/2025, 3:00:14 PM

'25年4月6日 新しい地図

前から気になっていた本屋さんへ行ってきたの。
よくあるチェーン店ではなく、昔からある古い本屋さんでもなく、わりと新しい感じのお店。
繁華街から少し離れた古いビルの5階。
こんなところに本屋があるなんて誰も気がつかないよなぁ。
そう思いながら3人しか乗れないような狭いエレベーターで5階へ上がると目の前の扉が大きく開かれていたの。
中へ入ると意外と多くの人が来ていて驚いたね。
そんなに広くはなかったけれどたくさんの本が棚に並んだり床に置いた箱に詰め込まれていたり。
古本もあり新しい本もあり、でも全てが店主さんの拘りで選ばれたことがわかるような本達。
隅から隅まで一冊ずつタイトルを確認しては気になった本を手に取ってパラパラ捲ってみる。
作者別というよりテーマ毎に本が並んでいて初めて見るような薄い冊子のような本もあって、どれもとても興味深い。
一通り見た後にお目当ての本を2冊持ってレジへ行くと店主さんと思われる女性がにこやかに対応してくれたので、思わず今日このお店に来た経緯なんかを話してしまったの。
そしたら今日買った本の作者について色々教えてくれた後にこう言ってくれたの。
「うちのような書店はこの辺りにもまだありますから良かったら探してみて下さいね」
そうなんだ、まだ他にもあるんだ。
お店を出て一階に降りると地図アプリを開く。
『書店』と入力してみると確かに、似たようなビルの3階にある本屋が見つかったんだよね。
それに古本屋も結構あるな。
ここに来るまでにも個性的な雑貨屋さん、アクセサリー屋さん、小さなカフェも見つけたし。
この街のこの場所から新しい地図が始まるように一つ一つ巡って行く楽しみが増えたみたい。

4/5/2025, 1:19:57 PM

'25年4月5日 好きだよ

人にプレゼントをあげる時にその人の好みがわからないと何を買おうか悩むよね。
だから普段から好きなものを公言してくれてると助かるよね。
昨年くらいからラッキーカラーを決めようと思って、人に聞かれた時は「緑色が好きだよ」と言うようにしてるのね。
そうしたら言霊というのかわからないけれど、私の好みに合う緑色のものが見つかることが増えた気がするの。
緑色のものが集まってくるような。
何に対しても好きだよと素直に言えたらちゃんと伝わるのかも知れないね。

4/4/2025, 12:10:06 PM

'25年4月4日 桜

近くで見ると綺麗な花と遠目で見ると綺麗な花があるよね。
桜は近くで見ても可愛いけど私は遠目で見た方が好きだな。
ソメイヨシノは近くで見ると白っぽいのに離れてたくさん咲いてる木々を見るとピンク色に見えるのがいいよね。
子供の頃、近くの空き地にさくらんぼが成る木があると聞いて友達と行ってみたら本当に赤い実が成ってたのね。
食べてみたら甘酸っぱくて美味しかったから、本当にさくらんぼだと思ってたのに。
あれはたぶん『ぐみの実』だったと思うの。
記憶の中ではとても美味しかったから、もう一度食べて確かめてみたいな。

4/3/2025, 1:28:14 PM

'25年4月3日 君と

どうも私はバッグが好きらしい。
街を歩いていてカバン屋さんを見つけると入りたくなるし、服屋さんに行ってもバッグを見てしまうのよね。
パンの袋についてる点数を集めるともれなくエコバッグがもらえるキャンペーンが始まると必ず集めちゃうから、封も開けてないエコバッグがいくつもある。
普段よく使うのは少し大きめのトートバッグ。
一応これも入れておこう、念のためにこれも、とか言ってるうちに荷物が増えてしまうんだよね。
出先で何か買っても小さいものなら入るし。
なんならエコバッグも2つは入ってる。
だからいつもバッグが重いのよね。
そんなある日、友達と大きな本屋さんに行ったのね。
そこはカフェが併設されててコーヒーを飲みながら棚に並んでいる本も読めるんだけどね。
友達とお互いのために本を選んで取り替えて読むことにしたの。
タイトルは忘れたけど友達が選んでくれた本にこんな一行があったの。
『大きなバッグには心配と義務感がつまっている』
思わず友達に読んで聞かせたら二人で「ほんとにその通り!」って叫んじゃったよね。
その時私は決心したのです。
明日からは小さなバッグを持とうと。
家に帰って一番小さなトートバッグを探し出し、「明日からは君と一緒に出掛けるよ」とバッグに誓ったよね。
それから半年経った今でも小さいバッグを使っているよ。
ただし小さいバッグ2個持ちの時もあるけどね。

4/2/2025, 11:27:40 PM

'25年4月2日 空に向かって

昔から我が家の天気予報士は母だった。
朝、目が覚めると窓を開け空に向かって
「今日は晴れそうだね」とか
「寒いから暖かくして行った方がいいよ」とか
誰に言うともなく話してた。
それが習慣になってたから家族もみんな朝起きたら母に「今日の天気はどう?」って聞いてたの。
今でも母と電話するとまずは天気の話からになっちゃうのよね。
天気の良し悪しでその日の行動や体調にも影響があると思うんだよね。
結局、母は天気の心配をしながら家族がその日を無事に過ごせることを祈ってくれてたんだろうな。
今になって母の気持ちがなんとなくわかる気がするの。

Next