スペリオル

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6/10/2024, 7:08:11 AM

寝室の窓は東向きであった

遮光カーテンの隙間から
強烈な朝日が差す

温もりなんて生ぬるい
容赦なく私を叩き起す

午前4時30分か……

4時台に叩き起されるとは……
いよいよ夏に近づいたのだと

眩しさに目を擦りながら
起き出した


(散文)
§朝日の温もり

6/9/2024, 6:45:36 AM

私の人生に岐路はなかった

ずーっと一本道
一本のレール
分岐装置もなかった

だから、人生で選択することなど何も無い

岐路があったとしても先に排除されている

それが
人生

考えることなど求められていなかったし
選ぶことなど許されていなかった

だけど気づいた
前方に一本道だと思っていたけど
後ろに通ってきた道があるんだと

進んでいるのだから
立ち止まることも出来るのだと

このレールを後戻り出来ない時間軸だと
刷り込まれていた

違う
一歩でも下がれば
用意されていない道か見えてくる

だって
道を用意する存在は
私が一歩下がるなんて考えていないのだから


勇気をだして立ち止まり
考えて
一歩引いた

すると見えなかった岐路が
私の前に無数に現れた


§岐路

6/8/2024, 2:54:51 AM

いまこの平和な日常を
君とスゴシテいるのは

僕は
世界の終わりに
君とイッショに
過ごしていたんだね

全てはマボロシ

此処はマホロバ

6/7/2024, 3:08:45 AM

最悪の想定ができるということは
可能性があるということ

つまり、
その可能性がある限り
起こりうるということだね

カレーうどんを想像してみて?
君は今日白いTシャツを来てきたから食堂のカレーうどんを頼むのをやめた

でも、今日はカレーうどんが定食に入っていたから
結局他の人が食べてた汁が背中にとんでるよ

想定できる最悪の状況ってのは

少ないパーセンテージであっても
起こりうるのさ

6/6/2024, 2:59:22 AM

スマホを修理に出しにショップに行った

店員さんに
電話番号はわかりますか?
と聞かれ、

「えーつと……夫のスマホなんです」
と答えた

怪しかっただろうか
訝しんだ顔をした店長さんに
「今朝旅行に行く夫のスマホが故障したので
私のを貸して代わりに修理にきたんです」

SIMカードを入れ替えるだけで
本体はそのまま使えるし
幸い同じメーカーのものを使っていたので
旅行先で友達と連絡が取れないと
困るだろうと貸したのだ

本体に写真やアドレス、メールなどが残るため
店員さんに
「ご夫婦で、秘密とかないんですか」
とたいそう驚かれた

そうか
そういえば特に秘密とか
考えもしなかったな

まあ少なくとも
誰にも言えない秘密は
スマホには残さないものだが

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