私の人生に岐路はなかった
ずーっと一本道
一本のレール
分岐装置もなかった
だから、人生で選択することなど何も無い
岐路があったとしても先に排除されている
それが
人生
考えることなど求められていなかったし
選ぶことなど許されていなかった
だけど気づいた
前方に一本道だと思っていたけど
後ろに通ってきた道があるんだと
進んでいるのだから
立ち止まることも出来るのだと
このレールを後戻り出来ない時間軸だと
刷り込まれていた
違う
一歩でも下がれば
用意されていない道か見えてくる
だって
道を用意する存在は
私が一歩下がるなんて考えていないのだから
勇気をだして立ち止まり
考えて
一歩引いた
すると見えなかった岐路が
私の前に無数に現れた
§岐路
6/9/2024, 6:45:36 AM