駆ける鱗

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1/15/2024, 2:37:12 PM

この世界は

偽りでも美しく
そして偽りが故に醜くもある

岩から滴る癸
石の上にも三年 雨垂れ石を穿つ
その信念 信仰 本心なら
それは偽り、狂気、でもなく真の己の心なり

しかし、少しの嫉妬否四罪四凶そして七罪の自覚
なければ生まれた場所すら帰れなくなる
顔もない渾沌と化す

果たして人は物はなにを思うのだろうか
分けるということだけは忘れていけなかった

と、私は思う

1/14/2024, 4:14:01 PM

どうして


消せない記憶。どうして?と黄昏へ。
朝は赤子、昼は大人、夜は老人。これは昔の謎解
だっただろうか。

日々積み重ねるも、最愛の人がいるも何故か
たまに泣きたくなる記憶。多分、ただ単に心が
不安定で揺れるのであろう。臆病なものには
壊れないものたちが最も恐ろしく感じるからだ。

ものと書いて、者、物、喪のと書きつづれる。
裏を返せば必ず終りが来るはずなのに
永遠を求めすぎた結果の
『壊れなかったもの』たちが私には恐ろしすぎた。

最後まで守られて支えて見るのが精一杯。
それこそ神は不条理なのかもしれない。

どうして、と。

1/12/2024, 6:22:32 PM

ずっとこのまま

ずっとこのままでいたいと願う己がいた。
変わらぬ刻のまま何も知らずに。自分の終わりを
願いたいと。偽りでもそれが表なら
最後まで真実であればと、皆が知らないところで
思っていた。

ただし、歯車は必ず動く。動かない時間など
ない。必ずや終わるから、人は草は動物は
そして言葉も祈りも街も。

終わる最後までに何ができるのだろうか。
まだ、自分は死を見てない。それでも誰かの助けに
なればとまり木ぐらいにはと。
休むなら私のところにおいでなさい
すべての罪を着せられた『もの』たち。

1/11/2024, 11:08:27 AM

寒さが身に沁みて


雪が積もる。自分の歩いた足跡をふと見て、あぁ帰路につかなくてはと。

見上げる月は今日はない。雪が降って街灯が照らした場所のほうがわかるから。

戻ろうかなと、思った。
寒さが身に沁みて身体が悴む。
あの人のところに
そして一緒に暖かいものを飲もうと。

すこしあたたかいと感じる。寒いはずなのに。

1/10/2024, 12:15:16 PM


20歳

この年齢を聞いて心が踊る者 心が泣く者
二通り、いや、もっと色々な者がいるのだろう

あの頃にあの夏にと思う者
それは懐かしい記憶であり帰る場所があったから
と、だから見失ってしまった自分を
20という年齢が 数字が 観ているのかもしれない

あの頃にあの冬にと思う者
それは懐かしい記憶であり愛してる人がいた
恋をしている自分がいた しかし
叶わなかった?それとも?という自分を
20という年齢が 数字が 観ているのかもしれない

20という数字は分ければ1と1になる

さて、20歳という可能性から何を人は思うのだろうか
私はこの年齢を見て、数値を観て、研究をすることにした

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