朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
いつも吠える犬も
眠たそうにしていた
こんな朝早くに
起きるなんてこと
君といればなかった
甘えていた僕さ
過ぎた日を想う
繰り返し寄せる波のように
瞳を伏せて呟いた
別れの言葉
あの日から全てが
変わり果ててしまったんだ
それは悪いことじゃなく
気づき始めたから
朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
少しずつ雲が
風に飛ばされていく
星座
宇宙をキャンバスにして
描いた世界さ
何もない小さな田舎の馬小屋で
君と見上げた空に広がる満天星
この空をいつまでも
忘れないように
今日の星を一つ一つ
残しておこう
二人が未来を誓いあった
かけがえのないものも思い出に変わるから
肩を寄せ合いずっとずっと
歩いていこうと決めたから
星と星を繋いだら
形を作り意味を持つ
君と二人で明日から
意味ある日々を繋いでいこう
今朝外に出ると
秋だなあと思いました
なんとなく物悲しく
冬がもうすぐと思いました
なぜか私の周りには
夏が嫌いな人が多くて
でも私は
夏が好きで冬は嫌い
踊りませんか?
ちょっと躊躇する言葉
踊る習慣などないですし
ただ人恋しくなる季節なのかなと
抱き寄せてぬくもりを感じる
リズムを合わせて踊る
うまく踊れる自信はないけれど
あなたとなら頑張ってみます
川沿いの道を一人歩いた
君が住んでいた町
駅のあたりのビル群が
霞むぐらいに遠い
バス停をいくつか通り過ぎた
そしてバスが追い抜いていく
君に巡り合えたらなんて
そんなことありえないのに
僕らの道はあの日別れて
今はもう何も知らない
ただ奇跡が起きない限り
この世界はいつもと変わらないだろう
その時紅葉すすんだ木々の葉が
陽射しを受けて突然黄金色に輝いた
その時の感動と言ったら
思わず見知らぬ登山者と凄いですねとささやきあった
今年ももうすぐ紅葉の季節がやって来る
紅葉は日々進みあっという間に終わってしまう
毎日登れる暇人ではないので
チャンスは数回しかない
色とりどりに微妙な色が重なり合う
秋の山は一年で一番美しい
この美しさを今年は味わうことが出来るのか
それこそ奇跡よもう一度だと思う