明日の朝日

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1/30/2026, 10:21:00 AM

片想いをしていた先輩と帰る時間が被った。昇降口を出てふと前を向くとその後ろ姿はあった。
先輩が少し前を歩く。私はその後ろ。先輩が後ろを振り返りそうになったら顔を下に向けてしまう。そんなつもりはないのにまるでストーカーみたいだと私は1人苦笑する。
雲の隙間から見える暮れ時の空。ひしゃげたフェンスと若々しい植物たち。いつもの帰り道はこんなに眩しかったのかと感じた。
前に目をやると、変わらずその後ろ姿はあった。少し野暮ったい髪とゆったりとした歩調。そういうところが好きだったと思い返す。思い出すのは先輩の後ろ姿ばかりだった。私は話しかける勇気がないほどに意気地なしだったから。
帰り道が別れて1人空を見上げる。そこにはもう既に月が浮かんでいた。下が欠けた夕方の月だった。
ついさっきまで見ていた後ろ姿を思い出す。もし私が先輩に声をかけることが出来ていたら私は何と言っただろうか。
考えてもどうしようもなくて、また月を見上げた。私は夏目漱石の有名な台詞を誰にも聞かれぬように呟いた。

【I LOVE …】

1/26/2026, 11:50:51 AM

24時を過ぎても寝なくなった。朝は起きれないけど、子どものうちはどうか許して。
あの人に会えた今日が終わらないでほしいの。

【ミッドナイト】

1/25/2026, 2:24:56 PM

寝れない夜がある。将来のことをぐるぐる考えて、ベッドの中で1人暗闇の中にいる。無秩序に変わっていく世界の中で、私は変わることが怖かった。
どうしようもなくてスマホを開いて、何か動画を聴こうと思った。何でもいいや。そんな私の指が触れたのは、夜を優しく包む光になった。
動画だと思ったそれは配信だった。聴きやすい声音。きっと面白いことを言っているのであろう、少しわざとらしい抑揚。サイダーのような笑い声。不思議とこの人の声を聴くと心が解けて、その日は眠りについた。覚えていないけれど、幸せな夢を見たような気がする。
その後、その人のことを知って好きになる日が来るのだが、それはまた別の話。
また不安になって眠れないときは、サイダーのような変わらない声を聴かせて。

【安心と不安】

1/24/2026, 11:38:09 AM

無邪気に笑う貴方に落ちる陰を見たとき、私はようやく貴方を照らしていた光に気づけるの。
貴方の輪郭を形作るのは、こんなにも眩しい光だったんだね。

【逆光】

1/23/2026, 2:57:55 PM

私には小学生の頃に好きだった男の子がいる。
彼は急に転校してしまって会えなくなった。けれど、私はいなくなった彼のことをたまに思い出しては心の中の炭酸水が小さく弾ける。良く言えば一途で純粋な、子どもの片恋だった。
そうやって思い出した日は、決まって彼の夢を見る。彼が当たり前のように私と話している夢を。私は幸せで、それが夢だと気づかない。夢の中の私たちは子どもの姿をしていた。
目が覚めて、ベッドの上。彼の姿も声も本物ではなかったと気づく朝。心の中では炭酸水が弾けている。ぼんやりと白い天井を見つめる。現実に戻るまでの間だけ、私は子どもだ。そして夢を思い出して後悔する。
あぁ、また好きだと言えなかった。

【こんな夢を見た】

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