明日の朝日

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私には小学生の頃に好きだった男の子がいる。
彼は急に転校してしまって会えなくなった。けれど、私はいなくなった彼のことをたまに思い出しては心の中の炭酸水が小さく弾ける。良く言えば一途で純粋な、子どもの片恋だった。
そうやって思い出した日は、決まって彼の夢を見る。彼が当たり前のように私と話している夢を。私は幸せで、それが夢だと気づかない。夢の中の私たちは子どもの姿をしていた。
目が覚めて、ベッドの上。彼の姿も声も本物ではなかったと気づく朝。心の中では炭酸水が弾けている。ぼんやりと白い天井を見つめる。現実に戻るまでの間だけ、私は子どもだ。そして夢を思い出して後悔する。
あぁ、また好きだと言えなかった。

【こんな夢を見た】

1/23/2026, 2:57:55 PM