視線の先にはいつも君が居る
…まぁこっちが勝手に見てるだけなんだけどね
彼女と隣の席になった僕は彼女のその美しい横顔に見とれていた
彼女の文武両道な所、綺麗な立ち振る舞い、長く綺麗な真っ黒な髪、見ているとわかる心の優しさ僕の心はすぐに奪われてしまった
せっかくなら喋りたいけれど彼女は高嶺の花
僕にはきっと届かない存在だ
弱虫な僕は君を見つめる事しか出来ないなぁ
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私の隣の席には私の好きなが居る
彼と話したいと思うが、口下手な私には上手く喋りかけることが出来ない
彼の誰にでも平等なところ、みんなを引っ張るリーダシップ、何事にも真剣なところ、私はいつの間にか彼を見ていると顔が熱くなって、心臓の鼓動が速くなり、食べ物が喉を上手く通らなくなった
友人に相談するとそれを恋と言うらしい
喋りかけてみたい、私の思うことしか出来ない
((明日は話しかけられたらいいな))
いつか続く
【遠い日の記憶】
私の中には遠い日の記憶があります
もう、夢だったかもと思うほど薄れゆく記憶です…
昔の家って感じの家で女の子(知り合い?)と二人でドールハウスで遊んでいました
そこから縁側に出ると想像以上の草木があります
そこに入っていってかくれんぼをして遊びました
トトロの森みたいな感じです
かくれんぼが終わると夕方になっていてそこから出ると…
と、ここから先は何も覚えていません
ここまでは覚えているのにここから先は1つも思い出せません
私の行った家や森も遊んだ女の子も見た目ははっきりしているのに何処で誰だったのか思い出せません
夢なら夢なのだろうけど、 妙に感触があります
森の香り、転んだときの痛み、見上げた夕暮れ…
もう一度行けるなら行きたいです
あの子に会ってみたいです
ここに書かなかったらきっと忘れてしまう
そう確信して私は文字を綴りました
見てくださった方の中にも思い出せない会いたい人や行きたい場所ありますか?
空を見上げて心に浮かんできたこと
空と心はリンクしているように感じる
例えば、女の心は秋の空というかことわざもある
例を挙げると雨の日だと気持ちが下がって、晴れの日だと気持ちまで晴れていく
私の住んでいるところは今日は雨でした
でも、傘をさして友達と一緒に帰ったら、雨なんか忘れられるほど気持ちが晴れ晴れしていました
必ずいつかくる雨(辛いこと・苦しいこと)からは、自分を守れる傘と苦しみを忘れられる物、そして帰ってこれる家があれば、きっと大丈夫
私はそう信じてる
「終わりにしよう」
彼に私はそう伝えられた
私も薄々気づいてはいたが、ついに来てしまった
彼の違和感に気づいたのは3ヶ月ほど前だった
一緒に出かけようと誘っても用事があると断られたり、一緒にいる時間もスマホを見ることが多くなった
不審に思った私は彼を尾行した
そのとき、決定的な瞬間を見てしまった
彼が女の人と歩いていたのだ
その女の荷物を持ったり、カフェで一緒に話したり、しまいにはアクセサリーショップに入った
私は呆然としたままだった
そのまま家に帰ると複雑な感情がこみ上げてきてつい、泣いてしまった
だが私は彼のことを愛していた
だから、この関係を少しでも長く続けるためにこのことを黙秘した
そして今に至った
彼の言葉は続いた、が私の思っていなかった言葉だった
「終わりにしよう、そして今とは違う関係になろう、これからも君のことを守らせてほしい、そして一緒に幸せになりたい。結婚してくれ。」
私は驚きを隠せなかった
浮気したまま結婚するのか、と
今思ったことが言葉に出てしまった
そのことに彼が
「浮気?なんのことだ?」
としらばっくれた
今までの事情を洗いざらい喋ると彼は
「そいつは姉だ。姉に結婚について聞こうと思ったんだ、俺には乙女心なんてわからないからな。」
続けて彼は
「君を心配させておいて守るなんてことを言ってしまい悪かった、もう君を不安になんかさせない。」
ポタポタと涙が零れ落ちた
彼からの愛情、今までの不安からの脱却…
私は彼の目を見て言った
「喜んで」