これっ!
私、この質問に対するいちばんの答え方を知ってる。
最近ハマったとあるゲームに、掲示板みたいな呟き
スポットがあって、そこで見つけた。輝く言葉。
というわけで。
名も知らぬ方から、以下引用で・・・
"好きな色・・・悩ましいですね。単色ならば青みの
ある黒、身に着けるならばダークブラウン、自然物は
緑、石でしたらタンザライト・・・?”
素敵じゃない?
確かによく考えてみれば、色ってそんな簡単に「これ」
と言い表せるものじゃないんだよね。
青が好きだからと言って、じゃあ君は毎日青い服ばかり着るんだね。なんて言われたら困ってしまいます。
色にもカテゴリーがあって、それぞれに対して好きなのが一個ぐらいあればラッキー。それが真理かもなって、
この方を見て思ったんだ。
#29 好きな色
地に堕ちた太陽。
無重力かぶれの宇宙飛行士。イカロスの銀翼?
あるいは新月という名の月でしょうか。
私のところだけ重力が極端に大きくなったような感覚。
頭が重い、痛い。なんだか身体も熱いような気がする。
不自由だ。どうやら私、体調不良らしいですね。
「しんどい」っていうのをややこしく表現したら、
どうなるかなぁ。なんて、ぼんやり考えていたの。
それにしても、自分のことを「太陽」に喩えるなんて
傲慢だな。って自分で自分をわらった。・・・笑ったけど、
それも力なく乾いた笑いしか出てこなくて、こりゃあ
参ったなぁって思ってる。
今、落ちるなら、夢の中がいいかも。
#28 落下
大好き。読書が大好きだ。
中学の時は本の虫って呼ばれていて、高校に入って
忙しくなってからも必ず一冊は持ち歩いている。
それも時間がないから短編集ばかりだけど。
今リュックに入れてるのは、岩波文庫の
『ことばの贈り物』だ。これは人を選ぶかも。
本が好き。
私が求めた分だけ、私が望んだペースで喋ってくれて。
そして、私が期待した以上の体験をくれるもの。
ねぇ、知ってる?
本屋ほど人口密度が高い場所ってないんですよ。
なのに、あんなにも静かに開かれるのを待っている。
そんな私が猛烈にハマったのは、最近のものだと
白河三兎 著『私を知らないで』
表紙だけでもいいから、見て欲しいな。
好きな人にはたまらないと思うから。
ほら、行っちゃえよ。
#27 好きな本
あの夕焼けはどこへ行っちゃったんだろう。
って、夏になるといつも思う。もう既に暑すぎる気温に
配慮してなのか、空は燃えなくなっていくね。
想像しよう。
19時手前。やっと辺りが薄暗くなる。明るい黄色と
薄いピンクと、それから淡いオレンジでぼかした空。
生ぬるい風を添えれば、夏の気配はブレンド完了です。
ねぇ。
夜が来てるってことに気づかないまま、話をしようよ。
この時期の異世界感がたまらなく好き。
とか思いながら、勉強机に向かう日々です。
#26 あいまいな空
やってみたかったんだよね、と明るく言って笑ってみた。
嘘じゃない。この変化を楽しむ気持ちは、自分の心の
どこかには確かにあった。
事情を知る友達は「おぉ、そっか・・・」と言って、反応に困っていたけれど、それでも本心から褒めてくれた。
「似合ってるよ、ショートヘア」
美容院の予約をしたのは、告白する一週間前でした。
1コ上の部活の先輩。もう引退していて、直接会っても
ゆっくり時間は取れないから、通話で言うことにした。
高校生の歳の差は大人のそれとはワケが違った。
それでも正直、やれるだけのことはやったね。いわゆる「アプローチ」ってやつ。機会があれば話しかけて、LINEでもやり取りした。誕生日プレゼントを渡したり、部活後に本屋に行ったり。仲良くなるのに、そう時間はかからなかった。
私と先輩は、不思議と会話の波長が合ったから。
片想い歴、一年と少し。部員のほとんどは私の想いに
気づいていたけれど、先輩はバカみたいに鈍感でした。
ぼおっとしているように見えて、実は話を聴いていて。
人に話しかけるのは苦手だけど、話してみるとユーモア
ある秀逸な返しで楽しませてくれて。
気が抜けるくらい楽天家だけど、人の機微に気づく。
とても優しいひと。ずるくてひどいやつ。
振られるだろうな、って分かってても告白しようと
思ったのは、先輩があまりにも能天気で、私ばっかり
必死なのに、何だか腹が立ってきたからです。
せめて知っておいてほしかった。どれだけ先輩が
素敵で、私が一緒にいてどれほど楽しかったのか。
あと、記憶に残りたかった・・・ってのも。ちょっとだけ。
美容院の予約をしたのは、告白する一週間前でした。
初めてのショートヘアは色んな人が褒めてくれて、いい
気分転換になってくれた。先輩にも言及されたのは、
予想外だったけど。誰が原因だと思ってるんですか。
ありがとう。あなたを好きになって本当に良かった。
うん。
私はこの恋を「失」ったとは言わないかな。
先輩のことは今でも普通に好きです。でもそれは、もう二度と観ることのない好きな映画に似ている。綺麗に
終わったものに対して欲は湧かない。
ただ、楽しかったなぁって。そう、笑ってしまうだけ。
それだけ。
#25 失恋