お天気雨という言葉を聞いた事があるだろう。
空は晴れているのに、雨が降る天気。
その日には狐の嫁入りがあると言われている。
特別な天気の日には特別な事が起こる。
それじゃあ、
夜の空が昼のようになる天気は知ってるかな。
その天気は、音もなく一瞬にして昼になる。
空は青く、夜なのに太陽が出ている。
…いや、あれは月か。
月が太陽の様に光る天気だ。
……まあ、君は知らないだろうね。
この日には一体何が起こっているかなんて。
こんな天気は、君の世界に無いだろうから。
ー空模様ー
鏡に映る自分を信用してはいけない。
それは自分とは正反対の自分だから。
人脈も性格も個性も何もかも。
だからこそ、恐ろしいのだ。
彼らは入れ替わろうとしている。
自分という存在意義を見せつけたいがために。
本物よりも優れ、認められるために。
貴方が産まれて死んでいくまで
彼らは機会を窺っている。
誰よりも貴方のそばにいたのだ。
真似をすることなんて容易いだろう。
もし、入れ替わる事が出来たなら
それを貴方じゃないと認識する人は存在しない。
ー鏡ー
埃を被った物は捨てなさい。
何ヶ月も使っていないから。
壊れた物は捨てなさい。
使えないし、持っていても意味が無いから。
古くなった物は捨てなさい。
使いづらいから。
自分に合わない物は捨てなさい。
周囲に白い目で見られるから。
忘れていた物は捨てなさい。
貴方には必要ないから。
たとえ、どんなものでもいつかは捨てる。
それが友情や愛情だとしても。
捨てることの出来ないものなんてない。
最後には、全て忘れるから。
ーいつまでも捨てられないものー
誰にだって、自分にしか無いものを持ってる。
もちろん僕もね。
その強みが、誇らしさに変わる。
でも、その誇らしさが少しずれるだけで
自慢になる。
誰だって自分が一番でありたいものだ。
自慢されていい気分になる人は少ないだろう。
そのすれ違いで
「誇りを汚された」
と勘違いしたり、されたりすることを忘れずに。
ー誇らしさー
海って好き。
心みたいに浅くて深いから。
大きな波が来ることもあれば
心地いい波が来ることもある。
昼はあったかいけど、夜は冷たいところとか。
毎日違った顔が見れる。
私は夜の海が好き。
黒くて、深くて、穏やかで、冷たいから。
ほんと、君みたいな海なの。
…悪口じゃ無いよ。
それぐらい好きってことなの。
ー夜の海ー