小学生や中学生、高校生の時は絶対に窓側1番後ろの席が良かった。
窓からの日差しでポカポカして少し寝てしまったりするのが大好きだった。
プール後の授業なんてもう最高に眠くて、夏だから暑いのにカーテンの隙間からこぼれる日差しが眠気を誘ってノートによく分からない線を書いてたり。
でも1番は休み時間や放課後にぼーっとしたり少し寝たりするのが1番好きだった。
春や秋はカーテンを閉めて少し窓を開けて、風が吹くとカーテンが揺れるのが好きだった。
もう戻らない、過ぎた日々をたまぁに思い出す。
中学生だった頃、好きな曲に合わせて踊っている人をYouTubeで見てカッコイイと思った。
私もオリジナルで踊れないかと考えた。
歌詞通りの動きしか出来なかったけれどちょっとだけオリジナルで踊れたのが楽しかった。
友達とも歌いながらその部分だけオリジナルで踊った。
今も曲を聴くと振り付けが思い出される。
あなたも好きな曲で踊りませんか?
お風呂上がりの私を座って待っていたきみ。
「こっち来て、髪乾かしてあげるよ」
おいでと手招きをしてきた。
「いいよ、自分でやるから」
そう言って自分で乾かそうとしたら君は少しムッとして「いいから、おいで」とポンポンと自分の前に座ってとジェスチャーした。
仕方なく乾かしてもらったね。
何故かルンルンなきみの顔が忘れられない。
っていう好みの顔に髪を乾かしてもらうっていう奇跡の夢を見たのだけれどもう一度見せて貰えませんかね?
きっと明日も同じ日が続くと思っていた。
同じ時間に起きて、仕事して、帰ってきてご飯食べて寝る。
いつもの日々。
でも突然日常が終わることなんて、誰にでも起こることだった。
バイバイって、また来るねって言ったんだ。
目覚ましより早く起こされて、急いで向かった。
もう名前を呼んでもらえなかった。
きっと明日会っても同じ日々が巡ると思っていた。
きっとなんて、ずっとなんて無いと分かっていたのに、分かっていなかった。
昔、中学生の頃の帰宅中にいきなり雨が降ってきた事があった。
でも家を出る時に「降るかもしれないから折り畳み傘持っていきなさい」と言ってくれた母のおかげで焦りはしなかった。
カバンから出してのんびり歩いていると突然の強風でコウモリ傘になってしまい、直したけれど骨が曲がってしまい閉じなくなって壊れてしまった。
長年使っていたから仕方ない、と思いつつ傘はもうないので開き直ってびしょびしょになって帰った。
家に着く少し前に止んで、その日はもう雨は降らなかった。
傘を壊しびしょびしょになった私、通り雨というのか疑問だか、開き直って雨に濡れたのは楽しかった思い出がある。