【命が燃え尽きるまで】
『校則は破ってはいけません
スカートは短くしてはいけません
騒いだ時は生徒指導です』
はいはいそんなのわかってる。
でもね、めんどいんだわ。センセ
そんなのテキトーにやればいいでしょ。
今が全て。
若いときに楽しんでいて損はないでしょ?
『ほらほらまたやらかしてる。何回言えばいいんです?』
はいはい、わかってますってば。
謝罪して反省文書いておけばいいんでしょ?
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『ちょっとこれミスがあるんだけど』
あぁ、すみませんー!ミスしちゃってました〜!
『いいよいいよ。次頑張ってね〜』
ありがとうございますー!
やっぱりいつでも楽しんでなんぼ
人生楽しんでいこうよね〜
――――――――――――――――――
『校則は破ってはいけません
スカートは短くしてはいけません
騒いだ時は生徒指導です』
わかってます。
騒げば自分の損になる。
将来の自分に損しかない。
いかなる校則でも、それを厳守することに意味がある。
今頑張らないといけないの。
きっとそれが役に立つ。
『あなたはとても偉いわね。あの子と違って誇りだわ』
ほら私が正しいの。
私はめんどくさい子じゃないの。
今辛くても
きっと将来楽になる…
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『あなた言えばできるんだけどねぇ…
それじゃ困るんだよ。全く』
『ねぇ、〇〇さんまたミスだって。でもあの子可愛いから許されてるの。愛嬌があるっていいね〜!』
どうしてなんだろ……
私はなんでだめなのかな
『わぁー!待ってーー!そんなとこで走っちゃダメなんだよー!!いいのー!』
あぁ、子共の頃に戻りたい。
もっと遊んでおくべきだった
楽しみ方がわからない…
私はきっと
死ぬまでこうなんだわ…
【夜明け前】
⚠この物語はノンフィクションです。
これは私が小学生の時のある夜明け前にみた夢である。
小学四年生__
この頃私は学校行事のためにボールで技を練習していた
私のボールは黄緑色で
新品好きの私にとって少し使い古された感じのあるこのボールはあまり好きではなかった。
そんなある日、私は夢を見た。
それは現実ではあり得ないという所謂ただの"夢"
しかし、普段無重力の夢をみる私にとっては珍しく地に足がついており、起きてすぐも覚えているほど何処か印象的な夢であった。
私は車が殆ど通らないことを利用し、家の前の道路で技の練習をしていた。
するといきなり私の持っていた"黄緑色のボール"が
歩道のコンクリートの隙間に吸い込まれていくように手から離れた。
みるみる内に私のボールは"空気が抜け"、使えなくなってしまった。
場面は変わり、小学校である。
私は使えなくなった私のボールを担任に見せた。
これじゃあ使えないのでということで新しいボールに変わることになった。
新しいボールは"濃い緑色"をしており、新品であった。
新品になったボールを見て、嬉しく思ったと同時に
私は現実に引き戻された。
その日は平日で今日も学校であった。
私は身支度をし、学校へ登校した。
学校につくといきなり担任から声をかけられた。
なんと朝見ると私のボールの空気が抜けてしまっていたのだという。
どこから抜けたかもわからないので、
私には新しいボールが支給された。
そのボールは"濃い緑色"をしていた。
なんと夢で見たものとまったく同じだったのである。
隙間に吸い込まれるように―――なんてことではないだろうが、
"空気が抜けていた"というのが恐ろしいところだ。
これを読んでいる誰かも似たような体験をしたことがあるかもしれない
人間とはまだまだ未知なるものだ
【本気の恋】
⚠ネタバレ 進撃の巨人
雑談会
「私の気持ちを伝えられたなら、
こんな事にならなかったのかな…
誰も…失わずに……、幸せな人生を……」
「もう、終わったことだから、
過去を振り返るのはやめようよ。ミカサ」
「エレンは私の過去にしか居ない…」
「うん…、でもエレンだってミカサの自由を望んでると思う。過去に縋るミカサを、望んでないと思う。」
「………」
「ねぇ、アルミン」
「どうしたの…?」
「私って、エレンに冷たかった?
しつこかったかな……」
「………
エレンのあの言葉は気持ちの裏返しだと思う。
本当はミカサのこと、誰よりも好きだと思うよ。」
「そう……なのかな。
私はエレンに嫌われたくなかった…
誰よりも大切に思ってる…
だから……その……」
「……ミカサらしいね」
「え…?」
「あのときも、つたつたの言葉でみんなびっくりしてた。」
「あのとき…?」
「うん。」
『私は…強い
あなた達より強い…すごく強い!
…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…たとえば…一人でも』
「あの時はミカサらしくないって思ったけど。人並みに動揺してるんだなって」
「………」
「言葉では伝えられてなかったけど、
ミカサはミカサなりにちゃんとエレンに伝えられてたよ。
心から一緒にいたいんだなって…
言葉では伝えられない…
相手に嫌われたくないから…ずっと側にいたいから…
あの関係をやめたくないから…
そう感じたよ、
きっと、失敗のできない
本気の恋だったんだと思う」
「本気の恋………」
「あははっ…なんだか話し込んじゃったね。
みんなが待ってるから行こう」
「うん。」
追記作品【本気の恋】タイトル同じ
「これだから新兵は何もdッ…」ブシャッ
「また舌噛んでる。しっかりしてよね。」
いっつもはそんなに話さないのにいきなり話して〜
「@#$%^&*…」
※わかってる…
「ほらハンカチ。」
「$8##@%<{¿」
※ありがとう
「ペトラって結構オルオと話してるよな〜」
「え?そうかな…」
「ん?いや俺がそう思っただけだから違うかもしれないけど…」
「まぁペトラはリヴァイ兵長の話めっちゃしてますからね〜(笑)オルオはお世話してるみたいな感じがッ」
「%*{%^&$&!?!?」ブシャッ(悪化)
※今なんて言った!?!?
「何でもないよっ!」
――――――――――――――――
「なぁオルオ。ペトラと話しててどう思う?」
「楽しい…」
「そうか…リヴァイ兵長の話でも?」
「楽しい……」
「思うところはあるんだな…やっぱり。
言わないのか?」
「……」
「そうだよな。ペトラがあんなに楽しそうなんだもんな。やめさせたくないんだろ?」
「……」
「お前ってほんとに優しいよな。
俺は報われてほしいと思うよ。」
「……」
「あいつがいいなら俺はそばにいるだけでも……」
「…、何言ってんだよ。本当は違うんだろ…?」
「俺だったら無理かもしれない。
好きな人が自分以外の人の話を楽しそうに話すの
だから、お前は凄い。
本気なんだよな、一番」
「……」
「頑張れよ」
「ありがtッ」ブシャッ
【カレンダー】
⚠ネタバレ 進撃の巨人
視点:ミカサ・アッカーマン
「行ってらっしゃい
エレン」
あれから沢山の月日が流れた。
けれど私のカレンダーはあの日で止まっている。
地鳴らしを起こし多くの人類を虐殺したあなたは
きっと天国にはいないでしょう。
端から見れば規模の大きい人殺し
でも、側からずっと見ていた私にはわかる。
たとえ私があなたの母親でなくても……。
私はあなたが理不尽な殺しを好まないことを知っている。
あなたは……"自由"を見たかった
今、私達はあなたのおかげで自由になれました。
もし今あなたがここにいたら
何をしているのかな
もう一度,
私にマフラーを巻いてくれますか
【喪失感】
⚠ネタバレ注意 進撃の巨人
視点:リヴァイ・アッカーマン
壁外調査に行くたびに仲間が減る。
こちらの事情もあり、死人を行方不明者として処理するくらい朝飯前だ。
だが、それほど親しくなくとも知人が死ねば悲しくなる
思い出しては度々
あいつらの家族はどんな人だったか。
帰りを今も待っているのか。
どんな気持ちで我が子を手放し戦場へ行かせたのか……
こんなことを考えることがある。
「リヴァイ兵士長!娘が世話になってます!
ペトラの父です!娘に見つかる前に話したいことが――――」
耳が痛くなるほど聞いたか。
名前や内容は違ったが…
どんな面して聞けと言っている。
そんなことはもう慣れたものだった……
「それで、巨人の生態を探っていると次の発見が――」
「おい、クソメガネ。もうモブリットと俺以外聞いてねぇ…。おまけに内容も先が見えねぇ」
「あぁ、そうだねごめん。まとめるよ。とりあえずここから言えることは巨人の―――」
毎月のように行われるこの巨人の実態調査の報告会は地獄と化す。
耐えられるものがなかなかいないもんだから、毎度真新しい顔がある。
5年も付き合えばこの長話も慣れたもんだが、
新兵上がりの中等は椅子に座っているのもままならないだろう
揃いも揃って死人の顔をしていやがる
こんな18時間以上も話すような異常な面を持ったやつがいたりするが、5年の信頼感は高い。
一番死に急いでいる気がするが
お前はまだだと言わんばかりに
毎度いきて返ってくる。
そんなやつでも、どうしてかもういなくなってしまうらしい
「今、最高にかっこつけたい気分なんだよ
………このまま行かせてくれ」
なんと声をかけるべきだったのか、
分からなかった
「心臓を……捧げよ」
「………
ハハッ、君が言ってるの初めて聞いたよ」
目の前でいなくなるやつにかける声なんて、
用意したくない
エルヴィンには申し訳ねぇことをしちまった
そして、これがこいつの顔を見る最期なのか
どこか寂しく思うのは
あの長話がもう聞けないからだろうか
追記作品【楽しみ】
こんな世界に生まれても、
人間は楽しむことをやめることはできなかった――――――
「ほら行くぞー!!!オ゙ラっ!!」
ぼふっ!!
白い雪玉が誰かの顔面に当たる
「あたり~!次鬼はエルヴィンねー!!」ヒャフーーーー!
ハンジの軽快な声が響く
「全く、こんなことをしていて良いのか。エルヴィン」
リヴァイが眉を潜めながら話す
「今、我々はこれしかできない状況にある。
時が経つまで待とう」
エルヴィン・スミス
目も眉も鼻も口も、雪に埋もれて全く何も見えないが
何処か強い声を響かせながら一人佇んでいた。
「おい…あれはどうなってんだ……
エルヴィン団長の顔面が真っ白に…」
「ジャン、隣にいるリヴァイ兵士長の方がもっとやべぇぞ…」
2人で話していると真後ろからハンジの声がした
「二人とも何棒立ちになってるだい、
このままじゃやられ――――」
言葉が終わる前に、ジャンとコニーは雪だるまになっていた。
「リヴァイ…、いつ鬼になったんだい…」
「あぁ?お前らがそこでのんびり会話してる間だ」
「いや、私さっきエルヴィンを鬼にしたよね?つい数十秒前」
「エルヴィンはそこで紅茶をすすって進まねぇから俺が鬼になった」
「で、次の鬼がコニーとジャン…?」
もはや雪景色に同化している2人が攻撃する様子はない
「こいつらが動かなきゃまた俺が鬼になる」
そう話すリヴァイの手には雪には見えない白い物体が握られていた。