「永久に」
永久に消えないものとはなんだろうか
愛情?友情?意思?魂?
永久に消えないもの…
永久とはその人の人生の終わりまでではなく
この宇宙全てが消えるまでであろう。
永久にこの空に残るものとは
きっと形のあるものでは無いことは
誰しもが知っているであろう。
ならば何であろう?
愛情?
人の一生の中で愛し合ったその感情が空に残るかと問われれば
私は残らないと思う。
それでは友情か
友情も愛情もここで言わせれば似たようなものである。
では一体何なのか?
永久に消えないものとは本当に存在するのか…
何事に置いても永久など存在しない。
私はそう思う。
全ては変動的で、永続的なことは無いのである。
あるもないも移り変わってゆく。
絶対的、永久なことが存在するような世界では、決められた範囲のことしか出来ないであろうが
変動的なこの世界であるからこそ
奇跡がある。
人は皆奇跡を求める。
決まった未来に進みたがらないのが
この人類だ。
【constellation】
<星座>
In the past,people looked to the sky to get their way.
𓂃𓊝𓄹𓄺 - ̗̀ 𖤐 ̖́-
Even if you lose your way.
Even when darkness overtakes you
The stars light the way.
It's the same now as it was then.
If you want some answers.
Come on, look up at the sky.
___。. °・𖤐 ̖́-
Surely the constellation will tell us.
⋆。˚ ☁︎ ˚。⋆。˚☽˚。⋆
_____________☆。.:*・゜
かつて、人々は自分の道を切り開くために空を仰いだ。𓂃𓊝𓄹𓄺 *:☾:*' *:
たとえ道を見失っても、
たとえ暗闇に襲われたとしても
星々が道を照らしてくれる。
それは今も昔も変わらない。
何か答えが欲しいのなら
空を見上げてご覧なさい。
きっと教えてくれるでしょう。
- ̗̀ 𖤐 ̖́-
【Möchten Sie tanzen?】
<踊りませんか?>
あなたってダンス好きだっけ?
知らない
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深海のような色をした美しいドレス
所々切れ込みが入っている
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何が好きなんだっけ?
分からない
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くすんだ色をするRöschenを手に
流れる涙もなくなっていた
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あなたって不思議ね
そうかな
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ドイツで生まれた美しく残酷な物語
憧れは焦がれる度に夢の世界へ
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灰被りなんだから、大人しく掃除してなさいよ
Halt's Maul……
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こんなのが毎日であっていいはずがない
どうしてこんなことに…
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あら、随分と大口ね。
あなたを救けたのは誰かしら
救けれてなんてない。おかげで生き地獄だ
よかったわ。あなたが私達の倉庫を漁ったのが悪いのでしょう?王宮のものを盗もうとしたのが悪いのよ
そんなことはしてない…かつてあなたは私と同じだったはず
同じではないの。私とあなたでは運が違う。
あなたの目の前に白馬の王子様は現れる?
sícherlich……
夢は見るものじゃないの。自分で足を運ばないと何も起こらない。例えやりかたが汚くても、過程はどうでもいい。勝った人が歴史を創る。
そうね。あなたをこの目で見なければ、どんな人か分からなかったように
自分からガムシャラに触れに行かなければ。
そして掴み取る…
そうよ。この世界は力を持った者勝ちなんだから。
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美しかったRöschenは黒色をさらに深める
同様に消えゆく憧れ
夢と現実はこんなもの…
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11時半頃
手を伸ばしてくれた貴方へ
Möchten Sie tanzen?
【巡り会えたら】
「ねぇ、そこの君。ちょっと旅してみない?」
休日の早朝始発の電車
周りは自分とこの男だけだ
「え?」
いきなりのことで思考が停止してしまった。
プシューーーーーーーーー
考える余裕もなくドアが閉まった
降りるはずの駅に降りれなかった俺は仕方なくその知らない人との旅を始める。
「君さ,就活してるんだよね?」
「なんで知ってるんですか。まぁあってますけど」
本当になんでだ。もしかしてストーカー?
どうしよう次の駅で降りるべきだろうか
「やっぱり、勘だけどね。」
男が優しく笑う
「僕のところに来ない?面接だけで試験や資格なんてない」
実のところ就活はうまくいってない。内定ももらえないまま春学期も終盤にかかった。
だから、男の話はとても美味しい。
だが、これ以上に怖いものはない
「なんですか、監禁したり実験したり、売ったりするつもりですか?」
男がびっくりする
「何言ってるんだよ。怖いこと言うなぁ。そーだなぁ、あ、君はこれから着く駅であるものを見ることになる。それを見て改めて聞かせてもらえるかな?君の意見」
まさか予約なしのインターンがはじまるとは、、
ー〇〇駅ー〇〇電鉄にお乗り換えの方はーー
ついた先で見たものは、
おぼつかない足取りの女性
「お願い、助けて…もう生きたくないの」
近づいてくるその女から思わず逃げる
「なんですかこれ!」
男は何も答えない。
さっきまでポケットに入れていた手を取り出して
女に近づく
だが女は以前と俺の方を見ている
男がそっと女に触れ、囁く
「ごめんね。ここまでよく頑張ったね。お疲れ様。」
初めて女が男を見た。
途端に女の涙がこぼれ、地面に落ちる前に宙に消えた
「え、殺した…?んですか…?」
死体なんてないし、何より見えるところに駅員がいた。
防犯カメラにもバッチリ映っているはずだ。
「違うよ。これは残像。
今はもう亡くなった人達の思い出が切り取られて残像になって見えてる、感じかな。」
「でも会話が…、」
「あれはね、僕の能力。切り取られた思い出の残像に関与できる、つまり過去の彼らに話しかけられる。そしてこの世から消すことができる
彼女は苦しみながら亡くなったんだろうね。だから助けてなんて言ってたんだろう。」
つまり女性はこのホームから自殺した…そういえば、先月この駅で人身事故があったそうだ
納得できるようなできないような。
「なるほど…だから話しかけるまで女性はあなたを見れてなかった。」
「そう言うこと」
「でもなんで消してるんです?」
あ、と思い質問する。
「思い出がここに在る以上彼らは転生することはできないんだ。まぁだからみんな前世の記憶とかないんだよ。」
前世の記憶がないのはそう言うわけなのか
「なるほど」
「それで、君は興味ある?」
そうだこれはインターン。そしておそらく面接も兼ねられている…どうする俺…
「あ、他に質問とかある?一応判断材料として」
確かにまだまだ決断できない。給料や、能力は後からつけられるのかや……
とりあえず聞けるだけのことを聞いた。
「なるほど、残像は死ぬ前のものだから死んでるなんて知らないのは当たり前ですよね。」
つい焦って変な質問もしてしまったが、まぁ大丈夫だろう
「意欲的で結構。それで?どう?」
これで内定、いや、職が決まるのなら…!
息を呑む。本気の声で、言おう!
「あ、あのーーー!」
「ごめんね、ここで君の旅は終わりなんだ。」
え?
今日2回目のビッグハテナだ
「何言ってるんです?これって面接とかじゃ…」
まさか、騙されてた?いや、初めから旅って言ってたから…
「ごめんね、遊んでたわけじゃないんだ。もしかしたら思い出してくれるかもって…
君は、僕の大切な親友だから」
男の手が涙を伝う俺の頬を触る
それはとても温かった
まるで、以前も触れたことのあるような手と体温
そうだ、あの電車は彼と出会った始まりの場所だ
【奇跡をもう一度】
「ばぁ〜ーー!!!」
目の前に大きく手を広げて飛び出してきた
「うわ!びっくりしたじゃないのー!もー!」
「探した?探した??」
ニコニコと笑いながら自分のことを気にしてくれてたか確認してくる
こういう所も娘の可愛いところだ
「当たり前じゃないー!どこいったんだろって思ったわよー!自慢の娘なんだから!」
笑顔を返す
「それやめてー!」
"自慢の娘"と言うと娘は決まって照れる
その反応が可愛くついいじめてしまう
こんな毎日が続くなんて夢のようだ
時には反抗され
時には驚かされ
予測できないことが起こるがそれのお陰で
本当に毎日が楽しい
「ちょっとー弁当忘れてるわよー」
「んー!」
「ちょっと食べながら行かないのー!意地汚いでしょー」
「分かってるー!」
ほんとにいつになってもバタバタしてるのは変わらない
忙しない毎日だ
「集中豪雨による土砂災害の影響で近隣の家が呑み込まれーーー」
「ねぇ、ちょっと目を覚ましてよ、、なんで、、」
私が買い出しに出ているタイミングだった
家は土砂で潰されていた。
娘は2階の自室にいた。
葬式時ーーー
「気の毒ですね、本当に。まだおわかくあられて、」
「これだから天災は困るわよね。」
周りの話し声が聞こえてくる
「もう一度笑って欲しい、お願い」
それからは恙無く式は終わり
私は娘の遺骨と潰された家の前で立ちすくんでいた。
「ばァー!」
「ねぇ?探した?」
え?
「私の事、探してくれた?」
「もちろんよ…ずっとさがしてる。でも見つからないの…何処にも……」
顔が曇る
「自慢の娘ーとかいつもの言わないの?」
「、あっ、もちろんいつまでも自慢の娘よ」
涙を抑えながら笑顔を返した
すると娘が近くに来て頬を触った
「泣きたい時にはないて。
気持ちを抑えないで。
そして
今までありがとう。私の自慢のお母さん。」
目の前が真っ白になる。
あっ!!
起きると目の前には遺骨置いてある机が日の光を浴びていた