『初恋の日』
もう随分と昔の映画になりますが、金城武とカレン・モクが主演の『初恋』という作品がありました。
今では激渋なイケメンに成長した金城武君ですが、その頃はまだとても可愛らしくて、たどたどしい日本語で「初恋?」なんてセリフを言ってました。
もう、まんまウォン・カーウァイの色の映画だったけど、彼はプロデュースで。
でもウォン・カーウァイが関係すると、良くも悪くも匂いがしちゃうんですよね。
それは昨年上映された『プアン 友達と呼ばせて』もそうでした。
監督はじめスタッフがタイのチームなのに、香港映画の香りがする。
というか、見てるコッチが探し出してしまうこともあるんでしょうが。
で、「初恋」
キャストもウォン・カーウァイ組なら、撮影もクリストファー・ドイルだし。
ただ、違ったのは、大里洋吉氏が同じくプロデューサーに名を連ねていました。
日本で大々的に金城クンを売りたかったんだろうなぁ。
深キョンとのTVドラマなんかも作られてましたしね。
でも残念なことに、金城くんには、日本の芸能界はちょっと狭かったみたいです。
あの頃の香港映画っていえば、ハリウッドに負けるもんか、なんて勢いでしたからね。
ただ、金城くんは日本人と台湾人のミックスなので、本人の意識も結構日本に向けてはくれていました。
私は何度も書いてるように、香港のアーティスト・レスリー・チャンが大好きで、香港まで追っかけていたイタイ人だったので、当時の金城くんとか、カレン・モクちゃんとかのことも雑誌や、芸能系のタブロイドでよく読んでいました。
カレン・モクは、レスリー・チャンのワールドコンサートの来日時、ゲストにも来てくれてましたし。
で、金城武くんの話をつらつら書いてきて申し訳ないのですが、『We Best Love 永遠の1位&2位の反撃』というドラマ、ご存知でしょうか?
台湾のTVドラマなんですが、日本でも放映されて、男性同士の恋愛が大好きな一部女子がキャッキャッと喜んだ作品です。
3組のCPが出来るんですけど、本当にもう皆が皆可愛い!
タイや台湾、韓国とかも日本BLの影響を受けて、そういう作品が結構あるんですけど(タイに関してはもひとつ前の『やおい』から取ったYドラマなんて呼んでる位です)、『WBL』は何度も見返してしまいます。
その主役のひとり、YU君は金城くんと同じく台湾&日本のミックス。
日本でも活動を始めています。
この作品でも、お父さんが日本人という設定になっているので、時々ポロッと出る日本語も可愛いです!
そういうのがお好きな方はもうとっくにご覧になられてると思いますけど、そうじゃない方もキュンとしますから、アマプラで是非ご覧になってみてください。
そして、金城武くんのおすすめは、って書こうと思ったけど、アマプラには『LOVERS』と『捜査官X』しか無料が無かったです。
『LOVERS』はチャン・イーモウ監督が『HERO』のヒットに機嫌を良くして同じチームで撮った作品です。
香港の大スター・アンディ・ラウも出ていますが、何と言ってもアクション監督が陳小東監督、衣装がワダエミさんなのでそれだけでも見応えはありです。
(ちなみにチャン・イーモウ監督は俳優として、他の監督の作品にも出てるのですが、枯れた感じが大好物な私です)
そして『捜査官X』は、皆大好き、ドニー・イェン兄貴とW主演です。
てか、ドニーが出るってだけで、大暴れ映画だと思ったら、割とラストぐらいです、大暴れは。
にしても、元々『武侠』なんてカッコいい原題があるのに、『捜査官X』なんてダサいタイトルにしたのは何ででしょうね?
今夜も愚にもつかない事をツラツラ失礼しました。
この辺で、おやすみなさい。
『明日世界がなくなるとしたら、何を願おう』
いやいや、世界が無くなることに決まってるなら、何を願っても遅くない? なんて思ってしまったんですけど。
だって、否応無く終わりなんでしょ?
「神龍出てこい!」って願って、願いを3つに増やすとかはきっとNGだろうし。
神龍なら「世界を終わらせないで」って願ったら、叶えてくれそうだけど。
少なくとも、タイムリミットが明日ってわかっていて、更に自分だけじゃなく全世界が滅ぶとなったら、それはそれでジタバタもできない気もするし。
まだわかってるのは、良いのよ。
わかってない不安は、それも嫌かなぁ。
日本は遠くない未来に、南海トラフ巨大地震なんて怖いことも来るらしいし、更に好戦的な近隣国なんていうのも居るし。
何か、こういう気持ち悪いお題は苦手だなぁ。
なんて、ちょっと愚痴ってみる。
シチュエーションにするとしても、もうちょいハッピーな気持ちになれるお題にして欲しいなぁ。
てな訳で、最後に願うなら「皆、ハッピーな気持ちで消えてなくなれますように」かな?
痛いのとか、怖いのとかイヤじゃない?
だから、最後の日はせめてハッピーに。
そんな願いです。
で、思い出した映画は『アルマゲドン』
けっこう古い映画で、ブルース・ウィリスやベン・アフレックが格好良かった。
ていうか、ベン・アフレックは監督からセクシーな身体を作って、歯も矯正しろって命じられたらしい。
それでチケットの売り上げアップを狙ったそうな。
リアルだなぁ。
あと、エアロスミスのあの主題歌は、リヴ・タイラーがヒロインで出てなかったら実現しなかったと思うけど、最高でした!
小惑星激突を避けるための死闘。
ハリウッドのこういう愛国心丸出しの映画って、右の人が喜んでるんだろうなぁ、とも思うんだけど、見るとやっぱり感動しちゃうんですよね。
そういうことで、今夜はおやすみなさい。
『君と出逢ってから、私は。。。』
最近のお題は『タイトル』でなくて、『シチュエーション』が多いですね。
個人的には以前のように、何かの単語を与えられてイマジネーションを働かせるほうが好きなんですけど。
『シチュエーション』て話の幅が狭くなるっていうか、そこまで指定して貰わなくても結構、もっと言うならお断り、みたいな。
自分のことは自分で考えるから、なんてね。
可愛げの無いこと言ってますよね、無料で使わせてもらってるのに。
さてさて、私の年代では『君と出逢ってから〜』と言われると、米米CLUBが浮かんできちゃいます。
カラオケで良く歌ってました、米米CLUB。
ちょっと声が低い事もあって、女性のキーがしんどいので、米米CLUBだとかSMAPだとか、実はB'zなんかも。
まあ、そんなことはどうでも良いんですけどね。
この言葉ね、「そんなこたァ、どーでもいいんだよ」って新選組副長・土方歳三さんのセリフがあって、お気に入りで真似してたら、本当にどうでも良いことだなぁって思えてくる魔法の言葉です。
あと「こめけーこたぁ、いいんだよ(細かいことはいいんだよ)」とかね。
面倒臭い事をウダウダ考えてしまいそうな時、良い言葉です。
で、『君と出逢ってから、私は…』で思い出す映画は、『金枝玉葉 君さえいれば』ですね。
私の愛しの推し、レスリー・チャン主演の香港映画です。
アニタ・ユンという可愛いい女優さんがヒロインを演じています。
レスリーはレジェンド級の音楽プロデューサー。
どうもモデルは、ピーク時の小室哲哉さんらしいです。
今まで女性しかプロデュースしていなかった彼が、初めて男性アーティストを発掘するオーディションを開催すると聞き、彼に憧れるヒロインは髪を短く切り、胸をしめ男性と偽ってオーディションを受けることに。
アニタ・ユンは本当にキュート。
そして、ヒロインを男性だと信じ込んでるレスリーは、それでもどんどんアニタに引かれていき…
もう本当に可愛らしい映画です!
キャチコピーは『男でも女でも君を愛してる』だったと思います。
続編も作られていて、それもまた二人だけでなく出てる皆が愛おしくなる映画。
当時もう、レスリーはバイであることも、彼氏と同棲してることも自分からカミングアウトはしていないけど、聞かれれば否定や誤魔化しはしていない状態でした。
そのレスリー・チャンが、自分がゲイかもと悩む映画なんてって世間けっこうどよめいたのですが、当人はそんなことも大きく包んじゃって揺らぐことなく、素晴らしい映画を作り上げました。
まだまだ香港映画といえばカンフーみたいなイメージがあったのですが、最高に素敵なラブコメです。
力一杯お勧めなので、ご覧になって欲しいです^ ^
『大地に寝転び、雲が流れる…』
その昔、宝塚のある男役さんのことを、他の男役さんが「流れる雲を眺めていたら、そのままひっくり返って、大の字になってまだ眺めているような」雰囲気と評されていて、なんとも的を射てると納得した思い出があるのですが、今でも雲を眺めるとふとそのことを思い出します。
唐突ですけど、雲、眺めてますか?
私は割と眺めてます。
趣味・散歩の私としては、歩きながら1日1回、空の写真を撮るようにしているのですが、その時その時で本当に表情が違います。
今日の夕方は、雲多めで夕陽のグラデーションが素敵でした。
そんな雲の流れを表す四文字熟語に『行雲流水』があります。
行く雲や流れる水のように、自然に逆らわす淡々と行く、という意味らしいのです。
「水の流れのような」という言葉もあり、私はこれを常にフラットな精神状態だと思っていたのです。
でも、ある先生の言葉にハッとしました。
曰く。
水の流れはいつもいつも一定では無い。
滔々と緩やかに流れる時も有れば、瀑布のように激しい時もある。
人も同じだ。
大らかに皆を包み込む様な時も有れば、正義を叫ぶ時には激しく声を上げなくてはいけない。
臆病ではいけない。
穏やかにと、見て見ぬふりは違うんですよね。
軋轢を起こさないようにって気を使ってる振りして、ただ自分が悪く言われないように臆病風に逃げ腰になっている時もあったりして。
その反対に、つまらないことでキレちゃう時もあるし。
なかなか、人間とは難しい生き物です。
だからこそ、人間。
そこを悟ったら仏様だから、もうこの世からオサラバしなきゃなんない、なんて事も言われているそうなんで、まだまだ藻掻くしか無いようですが。
せっかくだから今日も映画の話を少し。
『大河への道』
ご覧になりましたか?
昨年だか、一昨年だかの作品。
日本地図を作った伊能忠敬を大河ドラマの主人公に、それで村おこしをしようとするお話です。
中井貴一さんや、北川景子さん、松山ケンイチさん等々、出演者の皆さんが現代と伊能忠敬の時代との二役をされていて豪華でした。
海の美しさ、雲の流れる空の雄大さ。
途中、草刈正雄さん演じる将軍様が思わず零す言の葉。
「余の国は美しいのう」
激しく同意してしまいました。
もしどこかで見られたら、是非。
『ありがとう』そんな言葉を伝えたかった
なんてタイトル、なかなか難しい。
『ありがとう』を伝えたい人、ならまだわかる。
何故、過去形?
伝えたかった人。。。
う〜ん、難しい。
『ありがとう』と言えばSMAPなので、最近、『ありがとうございます!』だったのは、『まつもtoなかい』に携わってくれた人全員!
久々の中居君とと慎吾ちゃんの共演。
なんか色々滾って、ずっと『ありがとうございます!』な気分だった。
私は、どっちかって言うと単推しだと思っていたけど、2人が同じ画面の中に居ることに、恥ずかしながら本気で涙してしまった。
TVの画面を拝む感じ。
ありがたや~!
みたいな。
しかも大好きなダウンタウンのまっちゃんまで居るんだもんなぁ。
しかも、それ!それが聞いて欲しかったの!みたいな質問してくれるし。
ネットニュースで、SMAP再結成の鍵を握るのはダウンタウン、って記事があったのよ。
まっちゃんは中居君と親友だし、浜ちゃんは木村君とゴルフ行ったりする仲良しだし、この二人が本気で動けば。。。みたいな。
『まつもtoなかい』見てて思ったんだけど、まっちゃんの「SMAPが脅威だった」って言葉でストンと胸に落ちた。
きっとそれは、ダウンタウンだけでなく、爆笑問題とかもそうだったんじゃないかなぁ。
脅威、だけど目が離せない。
だから『いいとも』最終回の、レジェンド芸人さんが勢揃いの大騒ぎのまとめ役に中居君が引っ張り出されても、誰も文句言わなかったのかな、なんて思う。
そうか。
タモリさんも、明石家さんまさんも、笑福亭鶴瓶さんも、とんねるずも、最近ならアンタッチャブルとかも。
SMAPとしても、それぞれの個人としても、なんと一流芸人さんとの共演の多いこと。
そしてそれが、それぞれ密!
まさしく『一流は一流を知る』だなぁ。
ダウンタウンだけじゃない。
きっと数多くの人が、再結成するしないは別にして、SMAPメンバー全員が幸せになる方向を模索してくれてるような気がする。
勿論、人任せじゃなくて、SMAPのメンバー本人たちが、ちゃんと進んでるんだろな、見えないところで。
だって、今回だって、慎吾ちゃんが毎日中居君にメールしてたなんて何処にももれなかったんだもの。
中居君の休んでる間の写真撮りたくて仕方ない記者さんでさえ、慎吾ちゃんのアトリエで二人が合ってたなんてスクープ取れなかったんだもの。
きっとそれは水面下で着々と進んでいる。
なにせ、『華麗なる逆襲』な人達だから。