くらげ

Open App
2/12/2026, 3:29:53 AM

「やる氣なさすぎてムリ」

鯖子はそううなだれながら

紙を食い破り遊ぶ猫を見ていた。


窓の外がまぶしい。

やたら晴れていて目に刺さる。


あの紙は、たしか何年か前のカレンダー。

使わず仕舞いで猫にあげたんだったな。


側に寄ってみたら

ボロボロの年号が見えた。


令和4年、平成34年、昭和97年。

西暦はない。何年だっけ。


紙くずになったカレンダーの上に

ゴロンと寝転がる猫をなでる。



「⋯まぁ、なにひとつ思うようにはいかないけど

曲がりなりにもここまで生きてきたんだな 私」



さて、と鯖子は立ち上がる。


「もう少ししたら

猫のごはんでも買いに行こうかな」



外のまぶしさが少し柔らかくなった氣がした。






「この場所で」 2026.2.12

1/31/2026, 8:06:45 AM

「帰りたい」

この頃そう思う回数が増えてきた。


いつから思うようになっただろう。
どこに帰りたいのかはわからない。


でも、ここではないどこか
ここより安心するどこかに
ふと帰りたくなる時がある。


そんな時はなにか食べ物を口にするのが
いつもの流れになった。

今日は、さっきコンビニで買った
のむヨーグルトを飲む。


あまくておいしいいちご味。


寝不足のせいか、いつもより甘く感じられて
珍しく自分で作った、大根の煮物でチャージする。

うん。いい感じ。









2026.1.31 あなたに届けたい

1/6/2026, 3:59:13 PM












2026.1.7 君と一緒に