くらげ

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3/3/2026, 1:41:00 PM

数日前から狙っていた

ちょっといいお値段の「飾れるひな菓子」

当日だけど残念ながら定価だった


いいやと買い、カバンに詰め込み

そのあと紙カップ自販機の

ホットココアのボタンを押す

完了の音を聞くか聞かないかのタイミングで

カップを取り出した



今日はひなまつり



皆既月食



湯氣の立つココアを

こぼさないように早歩きしながら

スーパーの屋上駐車場へ向かう



本当は家で軽く見るつもりだったのに

いつもと違う欠け方の月がおもしろくて

いてもたってもいられず

家を飛び出してしまった



車に戻り ひとり暖を取りながら

雲間にちらりと見え隠れする月を眺める



太陽と地球と月が一直線に並ぶ瞬間

地球の影が見える日



どんどん欠けていく細くなった姿を見て

最後の月と思った


「生まれ変わる」と感じた



そのあと現れた赤胴色の月は

とてもまるまるしていて

ほんとうにそこに

確かに「ある」と感じた



しばらくしたらまた輝きだし

満ちていく月を見ながら

私も生まれ変わったと思った



あの時 自分を守ってあげれたから




欠けていく月が浮かぶ町を見ていた時

人はどうやったって

スピリチュアリティの中なんだって感じた


そして


満ちていく月に

わたしも本当の姿で生きると誓った



本当の姿とは

スピリチュアリティな姿



怪しくたって

気持ち悪くたって

怖くたって

人や あたまの自分がそう思ったって



もう 生きる


生きるんだ




紙カップが空になり

月がまんまるに輝いたのを見届けて

駐車場をあとにした









ひなまつり 2026.3.3

2/18/2026, 12:24:43 PM

あのおじさん

あの人のお父さん


きっと

どんな風に見える誰もが

誰かの大切な人


わたしもきっと



今日も生きてくれてありがとう






「今日にさよなら」 2026.2.18

2/12/2026, 3:29:53 AM

「やる氣なさすぎてムリ」

鯖子はそううなだれながら

紙を食い破り遊ぶ猫を見ていた。


窓の外がまぶしい。

やたら晴れていて目に刺さる。


あの紙は、たしか何年か前のカレンダー。

使わず仕舞いで猫にあげたんだったな。


側に寄ってみたら

ボロボロの年号が見えた。


令和4年、平成34年、昭和97年。

西暦はない。何年だっけ。


紙くずになったカレンダーの上に

ゴロンと寝転がる猫をなでる。



「⋯まぁ、なにひとつ思うようにはいかないけど

曲がりなりにもここまで生きてきたんだな 私」



さて、と鯖子は立ち上がる。


「もう少ししたら

猫のごはんでも買いに行こうかな」



外のまぶしさが少し柔らかくなった氣がした。






「この場所で」 2026.2.12

1/31/2026, 8:06:45 AM

「帰りたい」

この頃そう思う回数が増えてきた。


いつから思うようになっただろう。
どこに帰りたいのかはわからない。


でも、ここではないどこか
ここより安心するどこかに
ふと帰りたくなる時がある。


そんな時はなにか食べ物を口にするのが
いつもの流れになった。

今日は、さっきコンビニで買った
のむヨーグルトを飲む。


あまくておいしいいちご味。


寝不足のせいか、いつもより甘く感じられて
珍しく自分で作った、大根の煮物でチャージする。

うん。いい感じ。









2026.1.31 あなたに届けたい

1/6/2026, 3:59:13 PM












2026.1.7 君と一緒に

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