神様へ
病室は沈黙に包まれた
誰もが、ベットの横に置かれた心電図モニターに
目を向けていた
心拍数が徐々に少なくなっていく
ピッ、ピッ、ピッ……
この音が決して変わらないように
お父さん、お母さん、親戚…皆が祈った
私も制服のスカートをギュッと握りしめた
お医者さんから、おじいちゃんが
余命宣告を受けた時から
もう永くはないと分かっていた
分かっていたけど、やっぱり信じたくなかった
ピーーー
誰もが息を呑んだ
そしてお母さんが手で口を覆った
嗚咽が漏れた
お父さんは袖で涙を拭った
お医者さんは苦しそうな顔でおじいちゃんとモニターを
交互に見ている
目から涙が出た
頬を伝ってスカートに落ちた
神様…!
…お願いです、おじいちゃんと、まだ、話したいことが沢山あるんですっ!!
奇跡なんてない
分かってる
分かってるけど…!
お医者さんがおじいちゃんの目を覗こうとした
その瞬間、
奇跡が起こった
ピッ、ピッ、ピッ……
快晴
悔しいほどに
空が綺麗だ
上を向けば太陽が
私の涙をかき消して
下を向けば影が
私を優しく包み込む
はらはらと花が舞い
ちらほらと人もゆく
姿の見えぬ誰かに
“生きろ”
と言われた気がした
こんな自分でも、
けがれだらけの私でも、
まだこの世界で
生きていてもいいのだろうか
今はわからない
ただ、この空は
間違いなく、綺麗だ。
言葉にできない
⚠️今回は私が日頃感じていることを吐き出したものとなります。単なる自己満足です。苦手な方は他の方の作品を見ていただくことをお勧めします。
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『会話をする』
その当たり前の行動が私には難しい
高校生になった今、新しい環境で仲間も変わり、
何もかもがリスタートしている
母からは積極的に友達を作ったほうがいいと言われたが
自分から話しかける勇気が出ない
何かきっかけがあれば、少しは話せるのだろうが
また、人から話しかけられたときも
上手く話を広げられないことが多い
せっかく相手が私に話しかけてくれたのに、
相手の善意を無意識に拒んでしまっているようで辛い
だったら努力すればいいと思うかもしれない
だが、その“気力”とやらが生まれないのだ
人と関われないことも辛いが、それ以上に
人と関わろうとすることができない自分自身が
大嫌いだ
一人のほうが気が楽なこともある
だったらいっそうのこと、孤独になればいい
そう思うこともある
しかし、困った時に頼れる人や笑い合う仲間がいない
ことに寂しさを感じ、結果的に仲間が欲しいと
感じてしまうのだ
家で寝る際に、急に悲しくなり
泣き出してしまうこともある
でも両親に涙を見せると心配させてしまうから
隠れて泣く
うつ病検査というものをやってみたこともある
インターネットでできるアンケートのようなものだ
結果は“重度”
その下には医師に相談することが呼びかけられていた
そこで素直に病院に行ければいいのだろうが
『自分よりももっと酷い人がいるだろう』とか
『うつ病じゃないと言われれば、
返ってもっと辛くなる』とか
考えてしまう
結局、何も変わらないままで終わるのだ
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追記
酷い文章でしたが読んでいただいた方はありがとうございます。時々、こうやって吐き出すことがあるかもしれません。すみません。
話は変わりますが。この度、♡の数が1000に達しました
沢山の方々に私の作品を読んでいただいてると実感し
心から嬉しく思います。私は承認欲求にまみれた人間で人から認められないと不安になってしまう、少々、面倒臭い部類の根暗人間です。こんな私の作品でよければ
これからも読んでいただけると幸いです。
高校一年生なので文法等に誤りがある場合がございます
どうか温かい目で見ていただきたいです…
春爛漫
咲き乱れた桜に、春一番が吹く
彼らは流れに身を任せ優美に舞うのだった
地に落ちて踏まれることも、川に流れてしまうことも
きっとあるのだろうに
うぐいすが鳴き始めた
他の仲間達の姿は見当たらないのに
ただ必死に鳴き続けていた
見慣れない通学路
同じ学校と思われる制服がちらほらと
賑やかな話し声が聞こえる
人見知りで、何もできないこんな自分も
春に染まれるのだろうか?
誰よりも、ずっと
「やっぱりなかなか分かってもらえないなぁ…」
公園のベンチに座って美咲が嘆いていた
美咲は同性愛者、すなわち恋愛対象が女性なのである
「仲良い人でも“好き”って言った途端
避けられちゃうんだよね〜…」
彼女は何回失恋しても決して諦めずに
次の恋に進める性格だった
だが、今回の作り笑顔は今までにないほど寂しそうだ
「…歌恋は好きな人、いないの?」
美咲が聞いてきた
「……いるよ」
「…そっか〜」
ずっと恥ずかしくて言えなかったけど、
本当は、美咲が好きだ
友人としても、恋愛対象としても
もしも私が美咲と付き合えたなら…
誰よりも、ずっとあなたを幸せにできるのに