彼岸花

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2/21/2025, 10:30:53 AM

真っ暗な空は、ボクのオンステージ

月の光も、星々たちも、

今宵はボクに敵わない。

あなたの瞳がボクを映し出す

さあ、ショーの開演だ!

こんなボクでも輝ける

人々を幸せな気持ちにできる

そうやってまた、願いを乗せて

いつか君のもとに届きますように

ここにいるよ、

大丈夫だよって伝えたいから

その時までボクは

#夜空を駆ける

2/11/2025, 3:07:49 PM

「頑張れ」は苦手だけど、
「頑張ってるね」は好き。

誰からも見られないほうが気が楽なのに、
誰からも認められないのは落ち着かない。

一人でいれば、面倒なことも、傷つくことも、
自分を押し殺すこともしなくていいのに、
一人でいると、無力感や孤独感を抱いてしまう。

真面目に生きてる奴よりも
ふざけた奴こそ要領よく生きられてるのも腹が立つ。

「生きたい」が死ねと言われ、
「死にたい」が生きろと言われる。
そんな矛盾だらけの世の中に存在したくなかった。

こんなことを言えば、親不孝。
だから必死に隠してた。悲しくても、笑ってた。

自分には一体、何ができるんだろう。
特別な才能もない、天才でもない、自信もないし、
野心もない。骨に皮貼っただけの“私”

見ようとするほど、明日が、未来が怖くなる。
私なんか、昨日に置いて行ってよ。

どこにいたって、何をしたって、満たされない
空っぽのココロ。
それでも期待しては、また駄目、の繰り返し。

空に消えた朝露のように、
私も溶けてしまえたら、どんなに楽だろう。

#ココロ

1/14/2025, 12:01:08 PM

#そっと

触れた瞬間ほろほろと

コーヒーに溶けた恋心

甘く切ない角砂糖

優しい夢を見せてくれ

せっかちな古時計は

小瓶の中にさようなら

「日常」の鳥籠

閉じ込められたことり達

まだ空を見つめてる

現実から目を背けるのは

決して罪ではないからさ

たまには肩の力抜いて

そっと腰を下ろそうよ

1/13/2025, 11:56:59 AM

#まだ見ぬ景色

海風が頬をつついた

火花が出そうなほど

熱く激しく駆けていく

ブレーキは必要ない

もう誰も止められないから

朝露が光りだす前に

痛みはどこかに置いてって

僕はひたすらに走るのだ

こいつと共に走るのだ

誰かのためでもなく

自分のために

1/6/2025, 3:07:19 PM

#君と一緒に

二人で作った泥団子

君の手を握って見せに行った

大人は皆、『手を洗いなさい』って言ってたけれど、

砂のジャリジャリした感触が夏の空には心地よかった


降り積もる雪に残された二つの足跡

少し大人びたマフラーをした君は

赤くなった手を隠すように、ハンドクリームを塗った

しっとりとした白い肌に、少し乾燥した手を重ねた


ふわふわと空を舞う花びらたち

お互いにしわしわになった手を繋ぐ

昔はあれほど軽かった体が、時に鉛のように重いのだ

呼び合っていた名前も思い出せず、

気づけば、“じいさん”“ばあさん”と呼び合っている

それでもこの光景を、もう一度二人で見たかった

「来年の桜が見れるか分からんからのう。」

「…きっと見れますよ。」

暖かな春の空気が二人の間を通り抜けていった

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