#キャンドル
天から舞い降りた 私は星の子
幾千年の時を経て
人々が受け継いだ歴史
紡ぎ上げた文明
不変皆無、諸行無常
それらは惜しくも風と共に散る
脳裏に映し出すのだ
退化した記憶を
取り戻すのだ
失われてしまった栄華を
姿形はわからない
でも、この胸に灯る光を、
キャンドルの明かりを、君に照らせば
きっと見えてくる
忘れられてしまった星々を
空へ返すのだ
そして、その先の未来を掴むのだ
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今回は『Sky星を紡ぐ子どもたち』というアプリゲームをテーマとして詩を書いてみました。
私たちは空から落ちてしまった星たちを空に返すため、その〈記憶〉を呼び起こし、見届けていくという使命を持った【星の子】となり、各地を旅していきます。
また、他のプレイヤーとキャンドルを灯し合うことで
個性豊かな星の子と共に旅することもできます。
美しい景色を楽しむのも良し、
他のプレイヤーと友情を育むのも良し
自由なプレイスタイルで楽しむことができる
シンプルに見えて奥深い、味わい深いゲームです✨
広告はなく、基本プレイ無料でストレスの少ないゲームだと個人的に思います。
興味を持っていただけた方はぜひ一度ご体験ください♪
ありがとうございました(^^)
#はなればなれ
地面には、影二つ
純白の羽衣が空を包んだ
君がくれたマフラー
握りしめた手が赤く染まる
隣には君がいるのに
心はいつも離れてる感じで
もう、一緒にいる意味さえも分からない
だからいっそ、
『はなればなれ』
君は叫んだ
それでも私は歩み続けた
本当はね、ずっと黙ってた
君が他の女に見惚れるのも
お金目的で媚びていたのも
全部分かってた、馬鹿のフリをしてた
(離れたい)
そう思っても、君は認めてくれないから
軋むマフラー
握りしめて、君の顔を見つめる
ちゃんと向き合ってほしかった
顔を見てほしかった
純粋に、愛してほしかった…
君の体と魂がどんどん切り離されていく
骨も肉も全部、焼かれてしまうくらいなら
この手で引き裂いてやろう
だって、それが私の
“愛”なんだから
#子猫
にゃんにゃん、ワタシは子猫。
人間がすると、ちょっとイタいことだって
ワタシなら『かわいい』って言ってもらえる。
今日もゴロゴロ、喉を鳴らして
香りをスリスリ、ここにワタシがいた証拠
あなたはメロメロ、目を細めて
こうゆうのが好きなんでしょ?人間って。
動物は単純だ〜なんてみんなは言うけど、
人間のほうがよっぽど単純じゃない?
ワタシの一挙一動
あなたは目を離せない
その表情がまた良いんだよね。
何も知らないあなただから。
誰も知らない、子猫の企み。
今宵も離さない、ワタシのオモチャ。
#柔らかい雨
あなたは雨男
デートの約束をしても
次の日には雨が降る
私の前髪が決まらないのは
あなたのせいかしら…?
また会う日も、きっと雨
_今日は何をやってもダメ
わけもなく溢れる感情
いくらでも求める愛情
特別なものなんて何もいらない
ただ、あなたの声が聴きたい
あなたは雨男
涙の跡を消すように
それはまるでささやかな慈雨
どこか太陽に似た温もり
過去や未来なんて今は忘れて
この身を委ねてもいいのかな
#哀愁を誘う
落ち葉の上を歩くと、秋の音がした
駆けまわる子供たちの声に耳を傾けて
そっとさす木漏れ日に目を細めて
地面に落ちたどんぐりも、鳥につつかれた銀杏も
水の流れに身を任せる小石のごとく佇んでいた
スローモーションのように穏やかな時間が過ぎていく
一緒に座ったベンチも、初めてキスをした場所も
全部はっきりと覚えてるのに
あなたがいないという事実だけが受け入れられなくて
まだどこかにいるような気がして
結局いないって絶望して、勝手に落ち込んで…
駄目なんだ
あなたがいなくなった日から、ずっと
私の歯車は動いてない
残っているのは錆びついた傷だけだった