彼岸花

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11/6/2024, 1:32:56 PM

#柔らかい雨

あなたは雨男

デートの約束をしても
次の日には雨が降る

私の前髪が決まらないのは
あなたのせいかしら…?

また会う日も、きっと雨

_今日は何をやってもダメ

わけもなく溢れる感情
いくらでも求める愛情

特別なものなんて何もいらない

ただ、あなたの声が聴きたい

あなたは雨男

涙の跡を消すように
それはまるでささやかな慈雨
どこか太陽に似た温もり

過去や未来なんて今は忘れて
この身を委ねてもいいのかな

11/4/2024, 1:47:25 PM

#哀愁を誘う

落ち葉の上を歩くと、秋の音がした

駆けまわる子供たちの声に耳を傾けて

そっとさす木漏れ日に目を細めて

地面に落ちたどんぐりも、鳥につつかれた銀杏も

水の流れに身を任せる小石のごとく佇んでいた

スローモーションのように穏やかな時間が過ぎていく

一緒に座ったベンチも、初めてキスをした場所も

全部はっきりと覚えてるのに

あなたがいないという事実だけが受け入れられなくて

まだどこかにいるような気がして

結局いないって絶望して、勝手に落ち込んで…

駄目なんだ

あなたがいなくなった日から、ずっと

私の歯車は動いてない

残っているのは錆びついた傷だけだった







11/3/2024, 10:52:10 AM

#鏡の中の自分

この世界に“鏡”というものが無かったら

きっと今の酷い自分を見なくて済む

辛い現実から目を背けた先にあるのは

いつだって“そいつ”だった

自分はもう何も見たくないのに

見ろよと言わんばかりに私の周りを映し出す

私はそいつを殴った

粉々になるまで、一筋の光さえも反射させないように

…ああ、また1つ世界から消えてしまった

このまま全部なくなってしまえばいい

雨上がりの街

薄汚い水たまりには

悲しそうな自分の顔があった

11/1/2024, 12:22:47 PM

#永遠に

この思い出を永遠に残すことはできるのだろうか?

あなたの記憶にいくら刻んだとしても

所詮人間だから

いつかは忘れて灰になる

だったらせめて、

その記憶の中に私がいたことにできないかな?

あなたの隣、一番そばで見守るのは

いつだって私がよかった

何かを求めてるわけじゃない

ただ、あなたが好きなだけ

この気持ちは、間違いなく『永遠』

10/31/2024, 10:47:35 AM

#理想郷

隣にあなたがいるだけで
そこは私の理想郷

隣にあなたがいないなら
そこはただの“地獄”

もしもあなたが死ぬのなら
私をあなたの傷に残して欲しいだなんて

一生、言えないけどね。

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