彼岸花

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12/5/2023, 1:30:12 PM

眠れないほど

「明日が来る」
そんな当たり前のことが怖い。

人と関わらないと生きていけない。
そんな世の中が嫌いだ。

群れでしか行動できない奴も大嫌い。

誰かと共に過ごすくらいなら、
電子機器と過ごすほうがよっぽど楽しい。

私1人じゃなくて、地球が滅びてくれれば
みんな楽になれるのにな。

布団の中でそんなことを考えた。

考えても何か変わるわけじゃないのに。

どうして いつもこうやって
貴重な睡眠時間を無駄にしてしまうのか。
私にもわからない。

12/4/2023, 11:58:41 AM

夢と現実

彼は私に優しく囁いた
「ずっとそばにいるよ。」と。
そう言って彼は目を閉じ、顔を近づけてきた。
私は流れに身を任せ、目を閉じた。
あぁ、これはお決まりのキスのパターンだ。

そう思った途端、辺りが眩しい光に包まれた。

目を開けると、彼はいなかった。
あるのは真っ白な天井だけ。
…夢か。
最近同じような夢ばかりみている。
おもいだしてはひとりぼっちの部屋で泣いている。
彼はもういない。
ずっとそばにいるっていったのに…。
「嘘つき」
そう呟いた。

12/3/2023, 12:12:52 PM

さよならは言わないで

お願い…

さよならなんて言わないで…

あなたがいないと私は…

帰ってきて…

また同じことの繰り返し。

お願い…

冷たい廊下と冷たい視線

針のように刺さる言葉たち

母に買ってもらった眼鏡は割られた。

美容院に行けなくて頭から溢れていた髪も

ほとんどなくなった。

口から血が出てきて

叫びたくなるほどに頭が痛い。

目の前は真っ暗になった。

母は病死して

父は出ていった。

いじめられてた私を守ってくれたのは

あなただけだった。

でもあなたも私をおいて去っていった。

もう生きられない。

誰か救って

私を

11/17/2023, 12:28:02 PM

冬になったら

「お母さん、冬になって雪が降ったら、
一緒に雪だるま作ろうね!」

「あとはねぇ、雪うさぎとか
雪合戦もしようよ!あ、でも優しくしてね。」

あの子はとても元気な子だった。
寒い冬でもあの子の顔を見ると暖かくなれた。

写真の中のその笑顔は、
今でも私を幸せにしてくれる。

あの子が亡くなる前に
もう一度だけ雪を見せてあげたかった。

窓の外は一面 銀世界。
真っ白い雪がふわふわと舞っていた。

こうして冬が来るたびに
あの子を思い出す。

今年の冬は寂しくなりそうだ。

11/16/2023, 12:01:52 PM

はなればなれ

気づいたら目の前に僕がいた。

布団の中で気持ちよさそうに寝ている。

幽体離脱というものだろうか?

僕には昔から夢があった。

それは、空を飛ぶこと。

たとえこれが夢の世界だとしても構わない。

窓を開けた。

涼しい風がふいた。

そして見慣れた町を見下ろし、

思いっきり風に乗って舞った

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