夢と現実
彼は私に優しく囁いた
「ずっとそばにいるよ。」と。
そう言って彼は目を閉じ、顔を近づけてきた。
私は流れに身を任せ、目を閉じた。
あぁ、これはお決まりのキスのパターンだ。
そう思った途端、辺りが眩しい光に包まれた。
目を開けると、彼はいなかった。
あるのは真っ白な天井だけ。
…夢か。
最近同じような夢ばかりみている。
おもいだしてはひとりぼっちの部屋で泣いている。
彼はもういない。
ずっとそばにいるっていったのに…。
「嘘つき」
そう呟いた。
12/4/2023, 11:58:41 AM