恋愛*

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6/29/2024, 1:27:36 PM

空を見ると大きな雲に覆われていることに気がつく
覆われていると気づく頃にはもう遅くて、大粒の雨が降り出した。止まり方を知らないかのように、これでもかというほど私に降り掛かってくる。
私の恋愛を連想させるそれは、真夏の入道雲だった

6/28/2024, 5:40:48 PM

息を吸い込むと生ぬるい、湿度の高い風に対して夏が来たのだと体が判断する
また、君がいない夏が始まる。
夏は君に摂取されている。かき氷を見れば君の笑顔が思い浮かび、暑いと感じれば彼女への熱を感じる。私はそうやって摂取されることでしか生きていけなくなっているのかもしれない。でもそれでいい
それが、彼女を生かして置ける手段なのであれば

6/27/2024, 10:02:58 AM

くるしい、あなたが好きなまま動けない
ここにいても苦しいだけ
楽しいことなんてひとつもない
だれか、連れ出してください
ここじゃないどこかに

6/26/2024, 12:44:58 PM

君は笑ってたね。
私は泣いていた。
同じ感情を持って始まった恋なのに、
どこからすれちがってしまったの?
好きって言って、僕も好きだよって返してくれて、確かに日食のように私たちの心は重なったはずだったの。ぴったりと。


なんで、最後会った時貴方は笑っていたの。

6/25/2024, 11:00:46 AM

あそこ!みて!とっても可愛い子がいるよ!
彼女は見とれるように“そのこ”を見る。
綺麗、可愛い…あんな子初めて見た。と目が離せないようだ。

彼女は病気だ。余命1ヶ月。いつ死んでもおかしくない状態らしい。最後の願いにと、僕と散歩に行くことを医者に頼んだ。いつも、元気にはしゃぐ彼女を見てると、どうしてももう少しで死ぬと信じられなかった。
でも、やっぱり彼女の死期はもう近いのだと思い知らされた。見えないものが見えてしまっているのだから。そこに「可愛い子」などいないのだから。
彼女が指したところには可憐な花が1輪咲いているだけだった。

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