「胸が高鳴る」
君の声を聞くだけで、胸が高鳴る。君の写真を見るだけで自然と笑顔になる。どんなに落ち込んでいても、君という存在が私の気持ちを明るくしてくれる。
今日は久しぶりに君に会える日。高鳴るどころか爆発してしまいそうな勢いで鼓動を刻む胸をそっと押さえながら、ドアを開けた。
「不条理」
この世界は不条理だ。
君が死んだあの日、僕はその事実にやっと気づいた。努力を惜しまず進み続け、周囲に笑顔と優しさを振り撒く君は、突如としてその命を絶たれた。
世界の不条理さの前に、僕は非力だった。君は頑張っているからきっとこの先幸せが待っていると信じていた。
この世界とっては、善人も悪人も関係ないのだろう。ただ無慈悲に狙いをつけた命を刈り取っていく。
だから僕は空の上の君に誓う。世界がその不条理という強力な力をもって僕の大切な人たちを奪おうとするのなら、僕はそれよりももっと強くなって、守りたい人たちを守ると。
もう二度と、誰も死なせないと。
「泣かないよ」
君が、遠いところへといってしまったあの日から、悲しくて寂しくて何も手につかなくなった。大きすぎる心の穴は、君にまた会える日まで埋まりそうにない。
それでも、私は泣かないよ。泣くのは君の胸だけだって決めているから。
空の彼方で君に再会するまでは、何があっても泣いてなんてやらないの。
「怖がり」
小さな頃から怖がりだった。少しの物音にも反応し、夜の闇に何か恐ろしいものを見てしまいそうで灯りをつけて眠っていた。そしてそんな自分に、なんて怖がりで臆病なのだろうと嫌気がさしていた。
けれど君は、そんな私の怖がりを慎重で危機管理能力があると評し、活かしてくれた。
まだ自分の怖がりを肯定することはできないけれど、これも自分の長所だと言えるように、君に恩返しができるように、進んでいきたいと思う。
「星が溢れる」
本棚の側の瓶から赤や青、黄色のカラフルな星が溢れている。体調を崩した私に、みんなが千羽鶴の代わりとしてプレゼントしてくれたものだ。星を愛し、研究している私には鶴よりも星がいいと思って折り紙で作った星を瓶詰めにして渡してくれた。
カラフルな星たちにはたくさんの想いが溢れていて、私の心を温かくする。
溢れた星を瓶に詰め直しながら、早く体調を直して、研究で成果を出し、みんなの想いに応えていきたいなと強く思った。