たくさんの想い出は、頭の中に記憶としてしまい込まれる。
古いものから奥へ奥へ、もしくは新しいものがどんどん上に積み重ねられ。長い年月のうちに形が変わったり、ついには薄れて消えてしまうこともある。
その反面、剥製のようにいつまでも生々しく居座っているものもあるけど。
だけどふとしたきっかけで、ヒトは膨大な記憶の中からその一つを拾い出し、喜怒哀楽を再体験できてしまう。
更に、その記憶の当時に瞬時にタイムスリップもできてしまうのだ。
まったく、ヒトは頭の中だけでは誰しも超人である。
そんな頭、今日もお疲れ様。
寒いのが嫌いだ。
だから冬は嫌いだ。
冬になると手指は乾燥して赤切れるわ、足指は霜焼けになるわで、自分にとってはいいことがない。
冬になったら?
冬になったって、いいことなんて無ーーー‥くも無かった。
冬が苦手な自分が、唯一嬉しいと思えること。
それは、チョコレートが溶けにくくなること。
カバンに入れて持ち歩いても溶けないのはいいよね。
子どもの頃は、チョコを挟んだクッキーやビスケットなんかを、うちのストーブかファンヒーターの前で少しとろかせて食べるのが好きでした。
「はなればなれ」、漢字で書いたら「離れ離れ」。
同じ言葉を2回重ねることで意味を強調している。
「別れ別れ」でも同じような意味らしいけど、別れは自分の意志が介入する余地がまだ残されているニュアンスなのに対し、「離れ離れ」は自分の意思は全く介入する余地なく、強制的に引き離れさせられたニュアンスがある。
そして、「離れ」させられたものを更に「離れ」させることで、離された物や相手の居場所はもちろん、その生死の手がかりさえ分からない状況を感じさせる。
日本語って色んな表現がある反面残酷だよね。なんて不幸な重ね言葉なのだ。
そんな「はなればなれ」に対して、自分はこの日本語を返します。
おお、「嫌だ嫌だ」。
ぼくのかわいい子猫ちゃん
まいごのまいごの子猫ちゃん
だけどお前は子猫のような鳴き声で
男性目線から見た、かわいくて気まぐれで、一生懸命守ってあげたい「子猫」の比喩は「女性」なんだよな。
ーじゃあ、そんな子猫を男性で例えたら?
それは、「子犬」ではなく「王子様」。
王子、私がお守りいたします、どこまでもお供いたします、なんなりとご命令を!!的な(笑)
春風 夏風 秋風
なんか冬だけ風が付いてないなと思った。
冬の風‥木枯らし? 颪(おろし)とか?
そう思っていたら、「冬風」もちゃんとあるらしい。
でも読み方は「ふゆかぜ」ではなく「とうふう」らしい。
なんか湯豆腐の似合う季節にピッタリだよね。
‥でも、実は豆腐より厚揚げの方が好き。
と、謎の告白をしてみる秋の暮。