お題【パラレルワールド】
「えっと・・・・・」
「色々と起こり過ぎて何質問しようか忘れちゃった」
「」
お題【時計の針が重なって】
時計を見ると羨ましく感じるのは、人間ではなくなったからだろうか?
短針と長針、重なる時間は
お題《虹の架け橋🌈》
いつか、届くだろうか。
君と交わした約束の場所
君と歩いた約束の場所
たとえ、今はもう、二度と会えなくなったとしても
虹の架け橋の、その先に着けば
また、君に会えるだろうか?
【お題】既読のつかないメッセージ
いつも通りに定時に仕事を終え、
いつも通りに車に乗って帰路に着く。
『そろそろ、ハロウィンの季節か』と職業上、少し憂鬱な気分になりながらも、車を走らせながら夕方のニュースを聞く。
・・・・・もう、助手席に乗っていた彼女が行方不明になってから、5年が経とうとしていた。
偶に、連絡の取れなくなった彼女のL〇NEにメッセージを送っているが
『すまん、報告書の作成が手間取っているから先に帰っててくれ』
『OK!終わらなくても、遅くならないうちに切り上げて帰って来てね』
コレが、まさか最後の会話になるなんて、誰が想像しただろうか。
誰よりも強くて、
誰よりも優しい彼女が、
突然、この会話を最後に行方不明になるなんて
行方不明になる素振りが・・・・・否、自分が嫌いで黙って自分の前から離れる位ならまだイイ。
彼女の心の機微に気付けなかった俺自身の落ち度と言う話だけで済む。
まさか自分の前だけでなく、世界から消えた様に、居なくなるなんて誰が思うだろうか?
誰が・・・・・俺よりも剣の腕が立ち、
並の男よりも力が強い、少し、一人で暗い所が苦手なままの彼女が、
誰にも言わないで、消えると思うのか。
ずっと、ずっと、優秀な部類であるはずの俺の頭脳に問いかける。
『何故、あの日、待たせてでも一緒に帰らなかったのか』
『何故、【好きだ】と言うのに時間がかかっているのか』
気付けば、家の駐車場について、そのままハンドルの前に突っ伏していた。
「・・・・・」
画面を開けて、L〇NEを開く。
朝送ったメッセージに、相変わらず既読は付いていない。
溜息をもらしながらも、既読がつかなくなった彼女に、
『好きだ』
と1度書いて・・・・・でも、消して
『もうすぐ冬だな。そっちは大丈夫か?寒くないか?』
と、当たり障りのないメッセージを送る。
行方不明になったあの日から、ずっと、夕方にメッセージを送り、朝、出勤前に既読の確認をして、メッセージを送る。帰宅後に既読の確認をしてメッセージを送る。
コレの繰り返し。
それでも、【生きているはずだ】と信じて。
今日も、今この時も、メッセージに既読が着く事を願って送る。
いつか必ず、彼女に『好きだ』と伝える為に。
By ある刑事の知られざる日課と苦悩より
お題『秋色』
「どうする?新作フラぺ、梨か、芋か、栗か」
「どれも美味しそう・・・・・」
「僕のは考えなくて大丈夫ですよ。ホットの新作を頼みますので」
「OK。んじゃ、どうせ全員で味比べするんだから、1個ずつ頼めばイイか・・・・・」
「お前、この前から『金欠』とか言ってなかったか?」
「こう言う時の為に、別で貯めてんだよ」
「決めた、私お芋にする!」
「ほら、お前も早く決めろよ?俺が決めちまうぞ」
「はいはい・・・・・んじゃ、栗で行くか」
「りょーかい。すみません、この新作の ———」
「?その本、何の本?」
「コレですか?最近話題になっているサスペンス作品ですよ」
「あぁ、電車のチラシにあった奴か・・・・・面白いのか?」
「まだ読み始めたばかりですから何とも・・・・・しかし、伏線の張り方は面白いと思いますよ?」
「そうなの?」
「お前の感想は割と独特だからな・・・・」
「おやおや、なら、読み終わったら貸しますよ?」
「え、イイの?なら読んでみたいかな?」
「おーい、頼んできたぞ・・・・・って、何の話だ?」
「あぁ、ほら、電車の広告にあった新作の本を読んでるんだと」
「なるほどな・・・・・俺も興味があるが、それより2人とも、今度大会なんだろ?大丈夫なのか?」
「ああ、そう言えばもう少しで2週間後ですよね・・・・・今日部活を休んで大丈夫なのですか?」
「あ、うん。顧問の先生が出張で居ないから部活は今日休みなんだよねぇ・・・・・ま、別に大丈夫だよ」
「だな。家に帰ろうが、道場があるからそこで変わらず稽古はするし、寧ろ家の方が対戦相手居るからな・・・・・」
「それもそうか・・・・・つっても、片や初優勝、片や3連覇を目指してんだろ?それで大丈夫かぁ?っと、番号呼ばれたな」
「フフ、今年は最後ですからね・・・・・悔いの無い結果を残せるとイイですねぇ」
「それは勿論!、!あ、ホントだ。私も手伝うよ」
「まあな。とにかく稽古あるのみって所だ、っと。だな。俺は荷物見ておく」
「頼んだわ、!お、紅葉柄か・・・・・風情あんなぁ」
「わ。ホントだ・・・・・そう言えば、大会近所、この時期に紅葉が凄くて絶景スポットなんだって」
4人組の学生達が、食欲の秋、読書の秋、スポーツ秋、紅葉の秋を語る。
秋の黄昏月だけが、それを微笑ましく見守るだろう。
By ある世界線にて、4人組が仲良く秋を楽しむ一幕より