「愛を叫ぶ」
縁は異なもの味なもの
愛は叫ぶもの
最後に笑うもの
報われない想いに苦しんで
がんじがらめになっても
時が経てば忘れられる
出会いがなければ別れもないけど
種を蒔かなければ花は咲かない
馬鹿野郎と声を張り
ありがとうと笑おう
出会えた喜びに
傷みの記憶に
愛は叫ぶもの
誰かと分かち合うもの
「モンシロチョウ」
貴方が呟いた言葉に
勝手に傷ついている自分がいるよ
おかど違いなのは重々承知
モンシロチョウ モンシロチョウ
あなたはあなたの道をゆけ
こんなに立派な方を産んで
立派な方に育てたのだから
シングルマザーでも故人の人生は
成功だったと思いますと貴方は言ったの
真白くヒラヒラと 何処ででも目にする
春の蝶
立派な子育てをしなければ
マザーの人生は失敗なのかな
勿論 誰かを貶めようと言った訳ではないのは
重々承知よ モンシロチョウ
わたしの人生は失敗続きよ
だけど親は親 子は子と
歯をくいしばって来た
そんな生き方もあるのよ
モンシロチョウ モンシロチョウ
私は私の 涙は自分で拭くのよ
「忘れられない,いつまでも」
大切な人を失って
悲しみや わけのわからない怒りや憤りに
がんじがらめになって
曜日や日にちの感覚がなくて
ようやく最近
腹が立つ事に 腹が立ってきた
何で大好きな人の事で
いつまでも怒ってなければ
ならないんだ
悲しみの向こうに ひっそりと
楽しかった日々が甦ってくる
まだ悲しいけど まだ悔しいけど
貴方がやっと
痛みや苦しみから解き放たれて
安らかになれた事も
貴方との出会いや たくさんの思い出に
ありがとうと言える気持ちも
大事に持ち続けていたいと思う
「一年後」
アスパラガスの苗は
植えてから3年後くらいにやっと
食べられるようになる
冬は枯れてしまうので
もう駄目になったのかと思ったら
しっかり根は生きていて
春にはちゃんと 細いけど
紛れもないアスパラの茎が伸びてきた
3年目の今年 プランターで育てた穂先を
ちょんと切って茹がいて食べた
栄養素だけでは得られない
元気の味がした
また来年
冬には枯れても しっかりと根を張り
春を待つ君を わたしも待つよ
「初恋の日」
そんな国民の祝日を作ったらどうかな
祝日がない6月や12月に是非どうでしょう
その日は 日本中がソワソワして
とっておきのお菓子とか頬張って
好きな人のことを考えたらいい
人じゃなくても 生き物じゃなくてもいい
なんなら 初恋じゃなくたっていい
Love &Peace
誰かの事を思って
日本中がホワホワして
炭酸にレモンとか絞っちゃったりして
誰かを思って 笑みが溢れたらいい