未来
未来を見据えて 詩
想像してみよう
十年後の自分の姿を
成人した自分の姿を
思い描いてみよう
将来の自分はどうなっているか
どうなっていたいか
思い出してみよう
あの頃の自分の姿を
幼かった自分の姿を
おとなしかった自分
やんちゃだった自分
幼い頃の自分はどんな子だったのか
理想の自分を追い求める事
それは未来の可能性を広げることにも繋がるから
1年前
「あの日からもう一年経つんだ」私は窓から見える夕焼けを見つめて呟いた。忘れられないあの日から一年が経つ、そう思うだけで心が苦しくなる。そして寂しさを感じる。
1年前の春、四月から高校生になるという時に私は衝撃の事実を聞かされた。それは私が中学三年生まで通っていた学童が突然閉所になった事だ。理由ははっきりわからなかったけど紙一枚で閉所のお知らせと題して閉所になった事が書いてあった。
その紙を見たお母さんが「えっ!学童が閉所になったって!」と驚きの声を上げた。スマホをいじっていた私は驚いて顔を上げた。「えっうそでしょ?」そう言ってお母さんの見ていた紙を見ると閉所のお知らせと書いてあった。お母さんは「酷いわ!突然閉所だなんて。しかもこの紙一枚で!」と言った。そして「四月からどうしよう」とお母さんは言った。私は高校生になってもその学童に通うつもりでいた。その後保護者向けに説明会が開かれた。
私は学童が閉所になる事も、もちろん悲しかったけれどそれよりもその学童の友達と会えなくなる事がもの凄く寂しかった。もうみんなと会えなくなるという絶望感が私を襲った。
「元気かな、みんな」私はそう呟いた。みんなと会えなくなってしまった事はとても寂しいけれどみんなが元気なら私はそれで十分かな。またどこかでみんなと会えますように。
好き嫌い
小さい頃好き嫌いは良くないと親に言われた事がある。私は小さい頃から食べ物の好き嫌いが激しい人だった。特に野菜が嫌いだった。親が夕飯で野菜炒めやサラダを出す度にほうれん草嫌いとか、キャベツが嫌だとか文句を言っていた。
でもある日お父さんから食べ物の大切さについて教わった。世界にはご飯を食べたくても食べられない人もいる。たがらこそ作ってくれる人に感謝をしなければいけない。
そうお父さんから教わった時好き嫌いは良くないと改めて思ったし、ご飯を食べられる事に感謝しようと思った。
朝日の温もり
朝、朝日の温もりになんだか笑顔になれた。
「おはよう」朝日にそっと言ってみる。いつも通りの朝が来るという事がこんなにも素敵な事なんだって改めてそう感じた。普通に過ごせる事って当たり前のようで当たり前じゃないんだな。だから普段通り過ごせる事に感謝しなきゃいけないんだ。一日一日を大切に過ごさなきゃな。日本では当たり前な事も他の国では当たり前ではない事もある。
明日もいつも通り平和に過ごせますように。
紛争地域で暮らす人々も居て多くの尊い命が奪われている現実。だからこそ命を無駄にしてはいけないと思うし今こうして生きているという事に感謝しなきゃいけないって改めてそう強く感じた。
岐路
この前私は子供の病気ドキュメンタリーの動画を見た。動画の主人公は光武上総君(みつたけかずさくん)1歳の時に横紋筋肉腫と言う病気が見つかり一旦良くなったものの幼稚園に入園した時に再発し何度も何度も病院での辛い治療に耐えてきました。
そして余命を告げれられ、生死の岐路に立たされながらも必死に治療に耐えてきた上総君。徐々に病状が悪化して朦朧とした意識の中で上総君は袖をまくり何度も腕を差し出していました。これまで何十回も打たれ続けた注射。痛くて、怖くてそれでもずっと我慢していた。そんな上総君にお母さんはどうしても伝えておきたい言葉があったと言いいます。お母さんは上総君の耳元に顔を近づけて「カズ、愛してるよ」と言いました。すると上総君は小さい声で「僕も」と言いました。
私はその瞬間涙腺が崩壊した。改めて命の大切さ、尊さについて考えるきっかけになった。この上総君のお母さんは本を出版しているらしいので今度読んでみたいです