pome

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1/27/2023, 3:23:09 PM

優しさ…か。
私が一番優しさを感じるのは祖母かな。
私は昔からおばあちゃん子でさ、小さい頃は良く祖父母の家に泊まりに行って、祖母も祖父もいつも暖かく迎え入れてくれた事を覚えてる。凄い嬉しかったな。そんな優しさを今、大人になって思い出すと私は凄く大事にされてたんだって泣けてくるよ。

また、逢いたいな。話したいな。
でも、私には分かる。ずっと見守ってくれてるってことが。だからまた凄いって思って貰えるよう頑張るよ、おばあちゃんの様に優しい人間になるね。


そう言えば、良く言ってくれた言葉があるっけ。

『 ○○は 、優しくて思いやりのある子 。』

はは、少なからずそう思ってくれてたのかな。
……あれ、可笑しいな、、目から、、雫…?


#優しさ

1/26/2023, 10:59:05 AM

人狼って知ってるかい?ミッドナイト。つまり真夜中になると人狼と言う怪物が人を襲うんだ。人狼って言うのは分かりやすく言えば狼男さ。普段は人間の姿をしてるけど夜になると毎晩一人ひとり、人を襲ってくらしいよ。俺の街でも最近人狼が出てね。
俺の知ってる人の中に人狼が居ると思うと恐ろしい。だから、真夜中は絶対に外に出る事は禁じられているんだ。ただ、男達は外で見張りをしてる。

さぁ、今日も恐ろしい夜が来た。
若い男が見張りが無事か確認するため一人外に出て行った。そして、部屋には俺一人になる。流石に一人だと不安だった。気分を紛らわすために飲み物を取りに部屋を出た。そして気付くと俺は寝てしまっていたようだ。どうやら間違って酒を飲んでしまっていたらしい。こんな大変な時になんて不覚だ。

元居た部屋に戻ると、もう光が差しており朝になっていた。すると、仲間から昨日の若男が殺されたと言う知らせを聞いた。その若男は俺達はまだ見た事の無い人狼を引っ掻き、最後まで抵抗していたそうだ。その証拠に若男の爪は赤く染まっていたらしい。だが、なんと言うことだ。また一人仲間を失ってしまった。本当に人狼は恐ろしい怪物だ。許せない。と、俺はふと自分の腕を見る。怪我をしていた

『 まさか…な 。』

俺は、いてもたっても居られなくなり
まるで遠吠えのような声を出しながら
勢い良く、部屋を飛び出した。


#ミッドナイト

1/25/2023, 12:37:59 PM

1年前の今頃の話。私は、人生で一番緊張していたと言っても良いと思う。皆も体験したことはあると思うけど今日は高校受験当日の日なのだ。今日まで友達やゲーム、スマホを見るのを我慢して、毎日塾に通ってはひたすらに勉強した。努力は積み重ねて来たつもりだったけど、不安は全く消える事は無いまま、私は高校に足を踏み入れた。


あれから1週間が経ち、もう今日は合格発表の日だ。時間が経つのが早過ぎて怖い。あの日やれる事はやったつもりだけど、絶対の自信がある訳じゃないんだ。合格発表の時間になりスマホで高校のホームページを開く。下にスクロールするにつれて自分の番号に近付いて来る。…次が私の番号。緊張しつつ、ゆっくりスクロールする。

『 …あった、、 』

そこには、私の番号が書かれていた。つまりは、 "合格"だ。その瞬間安心して涙が溢れて来た。 いや、今まで頑張って来たからこその嬉し涙だったんだろうな。…まぁ、こんな感じで安心と不安があるのが受験だと私は思う。


そして今、まさに受験シーズンだよね。
中学、高校、大学と様々な受験があるはず、でも皆なら大丈夫。今まで積み重ねて来たことは絶対無駄なんかじゃないから。"不言実行" 受験当日までは自分がすべきことを最後までやって、受験が終わったら自分がやりたいことを思う存分やれば良い。受験生は見てないかも知れないけど、少しでもエールが届くと良いな。皆に勝利の花が咲きますように。


#安心と不安

1/24/2023, 1:19:13 PM

少し昔の話をしようか。
夕方、夕陽が出ている海辺で彼女の写真を撮った。
俺は写真を撮ることが趣味で風景や人など今まで様々なものを撮ってきたけど、やっぱり彼女の写真を撮っている時が一番楽しくて幸せだったんだ。

でも、それから半年程経った頃彼女に別れて欲しいって言われた。他に好きな奴が出来たとかで。俺は彼女がそうしたいならそれでも良いと思った。彼女の意志を変える資格なんて俺にはないから。…なんて思ってたけど、ただ単にそう思った方が気持ちが楽だったんだろうって今になって思うよ。

それから、彼女との思い出の服や物とか全部処分した。今まで撮ってきた写真も削除したよ。でもその時、一つの写真に目が止まった。夕陽と海の写真。正直一番思い入れのある写真なんだ。逆光のせいで上手く撮れなくて、二人で笑いながら撮った写真。


改めて見てみたら、そんな逆光なんかより眩しい、あの子の笑顔の方に目が行った。その途端、我慢してたものが目から溢れ出してきた。あぁ、思い出したくなんてなかったのに、、

『 戻って…来いよ… 、』

俺はその場に泣き崩れた。その時の写真が映ったカメラの画面の上には沢山の雫が落ちたよ。

以上。これが俺の昔話。


#逆光

1/21/2023, 2:16:01 PM

今日は1000年に一度の流星群が見られる日。
星を見るのが趣味の僕は星の良く見える場所まで移動して観察することにした。愛用の望遠鏡を地面に置き望遠鏡を覗く。眼の中に広がったのは無数の幻想的で美しい星の数々、

星は美しい。いつまでも見ていられる。
今、肉眼に見れている星が全てでは無い、この空の向こうには僕達が知り得ない無数の星が今も尚輝き続けているのだ。...って、こんなロマンチックな事思うなんて僕らしくないか。


...あと十分、...あと五分、...あと三分、心の中の秒針が自然と動いて行く。あと30秒それと同時に望遠鏡を左に寄せて、空を見上げた。5、4、3、2、1、...0。その瞬間、放物線上に無数の星の海が出来上がっていく。それはとても美しく思わず見とれてしまった。


数分見ては、一旦星から目を逸らす。何で逸らすのか?それは、そろそろ彼女が来る頃だろうから。星もそうだけど、実は今日はそれだけが目的じゃない。
ポケットに小さな箱を隠し、準備をする。

『 今日は特別な夜になりそうだな。』


小さな箱の中には光り輝く星があるとか。


#特別な夜

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