pome

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今日は1000年に一度の流星群が見られる日。
星を見るのが趣味の僕は星の良く見える場所まで移動して観察することにした。愛用の望遠鏡を地面に置き望遠鏡を覗く。眼の中に広がったのは無数の幻想的で美しい星の数々、

星は美しい。いつまでも見ていられる。
今、肉眼に見れている星が全てでは無い、この空の向こうには僕達が知り得ない無数の星が今も尚輝き続けているのだ。...って、こんなロマンチックな事思うなんて僕らしくないか。


...あと十分、...あと五分、...あと三分、心の中の秒針が自然と動いて行く。あと30秒それと同時に望遠鏡を左に寄せて、空を見上げた。5、4、3、2、1、...0。その瞬間、放物線上に無数の星の海が出来上がっていく。それはとても美しく思わず見とれてしまった。


数分見ては、一旦星から目を逸らす。何で逸らすのか?それは、そろそろ彼女が来る頃だろうから。星もそうだけど、実は今日はそれだけが目的じゃない。
ポケットに小さな箱を隠し、準備をする。

『 今日は特別な夜になりそうだな。』


小さな箱の中には光り輝く星があるとか。


#特別な夜

1/21/2023, 2:16:01 PM