鋭い眼差し…
「下着売り場の女性店員さんが変態野郎を見張る目つき」
ワコール炎上してるなーって思ってコレしか出て来ない。
どの店舗も店員さんはすごく接客丁寧だし威圧感出す人いない(敵を追い払う時は別)し、
最低限のタッチでお肉を適切な位置に持っていく術は
プロフェッショナル過ぎて毎回感動ものだったりする。
兎にも角にも、店員さんへの性被害が出ない事を祈るばかり。
以前、大林素子さんを見かけたことがあります。
すらっと高くて背筋ピシッと真っ直ぐで、凄く凄くお綺麗でした。
普通に接客しなきゃと努めていつも通りにしたつもりですが、
もしかしたら顔に出ていたかも知れません。
低身長な自分には憧れの人です。
ふと考えます。
あの身長だったら。
電車内で居眠りおじさんに頭突きされないのかも
知らないおじさんに携帯の画面ガン見されたりしないのかも
満員電車で足が浮かないのかも
想像してはふふっと笑う。
高く 高く
子どものように
食事の準備を気にせず
掃除も洗濯も気にせず
ただ準備されたものを享受したい。
放課後の薄暗い教室の中
外の明かりで透けて見える2人
カーテン越しにクスクス笑い声が漏れている
他愛もない会話でふざけ合っているようなそんな空気
忘れ物をして戻ってきたけれど、
邪魔しちゃいけないやつかなと少し待ったのが仇になった。
「…練習してみよっか」
「ええー?どうしよっかなぁ」
そんな会話の後に聞こえたリップ音。
一瞬の躊躇
数歩後ずさる。
深呼吸。
数秒待って、
「……、忘れ物ー!薄暗いしヤダなー! あ、〇〇ちゃん、△△ちゃん!まだ残ってたんだ??忘れ物しちゃったー笑 あったあった!じゃあね、また明日〜バイバイ〜」
一息で喋り切る。
急いで教室を出る。
後ろから「ビックリした〜…バレてないよね…?」「大丈夫そう…」なんて会話が聞こえる。
こっちだってビックリした!!ホントにビックリした!!
友達のそういうの見たくなかった!!!!
混乱したまま廊下を走る。
内緒話とか恋愛相談だと思ったのに…!
明日普通に挨拶出来るだろうか…しないと駄目なやつだこれ…
憂鬱過ぎる…
悶々と明日の「おはよう」をシミュレートしながら家まで帰るのでした。
全てダメなような気がする。
行動も、話した事も、表情も。
間違った気がする。
相手を不快にした気がする。
自分だけ駄目な気がする。
自分だけ何も出来てない気がする。
自分だけ取り残されてる気がする。
昨日まで大丈夫だったのに。
しんど過ぎて涙が出る。
意識して考えないようにする。
きにしない〜 きにしない〜
だいじょうぶ だいじょうぶ
自分自身に言い聞かせる。
周期的にPMSだなぁとぼんやり思う。
某タレントさんが自死を選んだというニュースに
女ホルやり始めてたって書いてあって妙に納得してしまったもんね。
自分はその道は選ばないけれど。
とりあえず命の母ホワイト飲んで寝よう。
起きたらきっと、少し軽くなるはず。