hakn

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7/12/2023, 2:10:15 PM

これまでずっと

「なぁ、俺…やっぱいいや。」
「エー聞かせてよー、ねえねえねえ!」
「無理☆」
「チッ」
「おい?w」
俺とれいは、幼なじみ。
小さい頃からずっと一緒で、まさに兄と妹のような存在だ。
だからなのだろう。
れいは、俺を兄のような存在としか感じていない。
だが、俺は、れいのことが好きだ。
でも、アイツには好きなやつがいる。
いつかこの気持ちに終止符を打たなければ__

「怖いわねぇ。殺人犯なんて。」
「そうねえ。中学生でしょう。まだ若いのに…」
「…」
まだ、現状を理解できなかった。
だって…アイツはいつも元気で、がんばり屋で…
そんな彼が…殺人犯に襲われて死ぬなんて…
あり得ない、あり得ないよ。
夢だと信じたかった。
どこかで生きていると思いたかった。
けれど…悠はもう生きていないんだ…ッ!
「あ、ぁぁぁ、ああああああ!!」
小さい頃からの兄のような存在。
ねぇ、君なら知っているでしょう?兄なんだから。
私は、男嫌いなのになぜ君には懐いていたか。
幼なじみだからじゃないよ。
君のことが好きだから。
でも…もう生きていないんだね。
だけどね…私は諦めないよ。悠。
離れていても、好きだからね。
この気持ちは、これまでずっと続いていたし、

これからもずっと…永遠に続くだろう___






7/11/2023, 12:42:48 PM

1件のLINE

ピコンッ、
「…はぁ、今度は…何なの…」
私は、最近知らない人からLINEがよく来る。
警察にも話したが、なかなか信じてもらえない。
証拠あるのになあ。
怖いが、恐る恐るスマホととると、
ピコンッピコンッピコンッピコンッピコンッピコンッ
 ガタンッ
「きゃぁ!?」
急にたくさん来た。
驚いた反応でスマホを落としてしまった。
「割れてるかなぁ…」
そして案の定割れていた。予想通りだった。
だが、これはいいことなのでは…?
新しいスマホを買ってアイコンや名前を変えれば…
今の時刻は午前11時。スマホ屋も開いている。
「よし。」
私は晴れた気持ちで外へ出た。

ピコンッ、
彼女が出ていった後、一件のLINEが来ていた。
《今から会いに行くね♥️》

END

7/10/2023, 1:55:47 PM

目が覚めると

「んん、?」
目が覚めると、私は知らない場所へ来ていた。
「ここは…どこ?」
「あ、やっと起きたんだね!」
「…え」
周りを改めてみると、目の前に男の人がいた。
相手は私のことを知っているようだが、私は
始めてみる人だ。
そして目の前には無数の白いベッド。白い壁。
そして窓が空いている。
その時、私はわかった。
この人は、誘拐犯だ。私をさらったのだ。
それならば、訳のわからない部屋の説明もつく。
きっと他にも人を連れてくるに違いない。
そして最悪殺されるかも知れない___
ならば、あの空いている窓から逃げよう。
「大丈夫?」
そう言って彼は近づいてくる。
「やめてッ!来ないで!」
「ねぇ、大丈夫だから落ち着いて!」
「いやぁぁぁ!!」
私は叫んでから、窓へむかった。
「ちょ、危ないよ!」
彼が言っているのにも気づかずに、私は窓から飛び降りた___


「あぁぁぁ…」
飛び降りてしまった…
彼女は、今日、事故に遭ってここに運ばれてきたのだ
彼女は昔好きだった女の子で絶対に守りたいと思った
幸い、一命は取り留めた。
だが、状態が完全に治ったわけではないので、ベッドで寝かせていた。
そして彼女は、起きた。
最悪なことに…彼女は、記憶喪失になっていた。
なら、当然のように、ここのこともわかっておらず、
僕のことも覚えていなかった。
そしてパニックを起こし、飛び降り自殺をしてしまった。
もしも、過去に戻れるのなら、僕は、俺は、

あの日伝えられなかったこの思いを、
伝えようと思う___

7/9/2023, 2:05:03 PM

私の当たり前
「おはよう」
「…」
出会った時の君たちなんて、無愛想で、
なかなか心を開いてくれなくてさ。
どれだけ困ったことか。
けれど、その後、だんだん話しかけてくれて、
心を開いてくれて…完全とまではいかなかったけれど
嬉しかった。
でも何でかなあ。
どうして私は死んでしまったの…?
みんなが泣いて悲しんでいる。
あぁそうか。
私はやっと当たり前の愛を見つけたんだ。
誰にも愛されなかった私が…やっと…やっとッ…
…あぁ、神様、次生まれ変われたら、
またあの子達のところへ_

行かせてください。




                元 主我